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Aside
〈狛枝のコテージ〉
日向「そうだ･･･あいつの名前だけ･･･どこにも見当たらないんだ！」
？？？「うぷぷぷぷぷぷ･･･！」
不気味な笑い声が･･･コテージ中に響き渡った
モノクマ「希望ヶ峰学園のファイルに名前が書いてないからってどうしたって言うのさ？まさか、それだけで･･･彼が裏切り者だとか言うつもりじゃないよね？」
日向「いや、あいつが怪しいって考えられる理由は他にもあったはずだ･･･！」
A『十神くんは･･･希望ヶ峰学園で行われていた”コロシアイ学園生活”に参加していた･･･しかも、それに生き残った人･･･』
日向「そんなヤツがまた同じような事に巻き込まれるなんて･･･どう考えたっておかしいだろ！」
モノクマ「いやぁ、非常に心苦しいんだけどさぁ･･･名前がない件もコロシアイ学園生活の件も･･･まったく的外れー！もっと別の理由があるんでーす！」
A『べ、別の理由･･･ですか？』
モノクマ「なんて言うか･･･”あの十神クン”に関しては壮大な謎なんてないんだ」
私達は･･･17人分のプロフィールが載っているページを･･･名前をしっかり確認しながら･･･めくっていくと･･･
突然･･･クエスチョンマークで埋め尽くされたページに行き着いた
どの項目も･･･クエスチョンマークだらけだったけど･･･
1つの単語だけは･･･確認できた
日向「超高校級の･･･」
A『詐欺師･･･？』
モノクマ「そう、それが”あの十神クン”の”本当の正体”･･･彼は”超高校級の御曹司”十神白夜クンの偽物なのでしたー！」
日向「･･･に、偽物ッ！？」
A『だ、だから･･･プロフィールがクエスチョンマークだらけだったんですか？』
モノクマ「大正解！”超高校級の詐欺師”には本名も本籍もなく、年齢も性別すらあやふやなんだ。つまり･･･あいつは”何者でもない存在”なんだよ」
日向「あ、あいつが十神白夜じゃないって･･･？」
七海「コロシアイ学園生活の時と比べて、彼が急激に太ってたのはそういう理由なの？」
モノクマ「うぷぷ、体格をものともしない騙しっぷり！本物の詐欺師ってのは思い切りがあるんだねぇ！」
日向「じゃあ･･･あいつはずっと俺達を騙してたのか？」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月28日 17時
