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Aside
〈狛枝のコテージ〉
七海ちゃんは私に身を寄せるようにして･･･ファイルを覗き込んだ
七海「･･････本当だ･･･私のプロフィールもある。でも詳しい事は何を書かれてないね」
日向「あぁ、さっきAと確認したけど･･･なかった」
A『これって･･･私達が入学する前に書かれた･･･プロフィールなのかも･･･』
日向「じゃあ･･･そこから新しい手掛かりを手に入れるのは無理みたいだな･･･」
七海「A･･･もしかして初めてこのファイルを見たの？」
A『･･･うん』
日向「え！？」
七海「狛枝くんがAに言ったんでしょ？「ボクだけが見せてもらうよ」って･･･」
日向「･･･それでAはファイルの内容を知らなかったんだな･･･」
A『･･･でも、私なりに反抗したんだ』
回想
《オクタゴン》
狛枝「待って･･･その先はボクだけが見させてもらうよ」
A『で、でも･･･』
狛枝「Aの為だよ･･･この先の真実を知ったらAは絶望しちゃうよ･･･それだけは避けたいんだ」
凪斗は私を抱きしめながらそう言った
A『･･･ごめん、凪斗。それは･･･できない』
狛枝「･･･は？何それ･･･ボクの言う事が聞けないっていうの？」
A『わ、私にだって･･･このファイルを見る権利あるもん』
狛枝「･･･”マリオネット”なんかに権利なんてあるの？」
A『･･･！』
狛枝「･･･ね？ある訳ないでしょ？」
私は気付いてしまった
凪斗がナイフを持っている事に
A『･･･わかった』
私は希望ヶ峰学園のファイルを渡した
狛枝「ありがとう･･･」
そして凪斗は私の首に口付けをした
回想終了
A『あの時の凪斗は･･･確実に私を殺そうとしてた･･･』
日向「狛枝･･･どこまで最悪なヤツなんだよ」
七海「ごめんね･･･A。嫌な事、思い出させちゃって･･･」
A『ううん･･･大丈夫』
日向「･･･あれ？」
七海「日向くん、どうしたの？」
日向「このファイルって･･･あいつの名前がないよな？確かに17人分のプロフィールがあるのに･･･でも、あいつの名前だけはないよな？」
七海「あいつ･･･？」
A『あ、十神くん･･･！』
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月28日 17時
