希望の少女は希望の学園へ行きます (ページ48)

今日:51 hit、昨日:61 hit、合計:23,227 hit

✿47 ページ48

Aside

〈ジャバウォック公園〉

左右田｢あ、あり得ねーって⋯どうして⋯こんなあり得ねー事が起こんだよ⋯｣

十神｢いや、あり得ない事⋯ではない。モノケモノとやらは機械で動いているだけ⋯となれば、あのヌイグルミもそうなのだろう⋯そして機械である以上は⋯誰かがそれを作り、操作はしているということだ｣

辺古山｢その”誰か”の仕業か⋯？私達がこんな訳のわからない事に巻き込まれたのも⋯｣

小泉｢ねぇ、誰なの！？それって誰なのよっ！？｣

花村｢あは⋯あはは、誰でもいいって。だって⋯ボクは信じてないもんねー。こんなの信じられる訳ないじゃーん。ねぇ、それよりお腹空かない？色々ほっぽり出してご飯にしちゃわない？｣

七海｢⋯先に食べてていいよ｣

十神｢いくら混乱しようとも取り乱そうと構わない。だが、これだけは肝に命じておけ⋯どこの誰が俺達を陥れようとしているのかは、知らないが⋯今の俺達が1番警戒すべきなのは⋯ここにいる俺達自身の方だ｣

私達は⋯自然と互いの顔を見回していた⋯その顔付きを見れば一目瞭然だった

その場の誰もが⋯今の言葉を認めてしまっていた

その可能性があるという事を認めてしまっていた

［仲間を殺した生徒だけがこの島から脱出できる］

つまりこの絶望的な状況から逃げ出す為には、他人を犠牲にしなければならない⋯

なんて絶望的な修学旅行なんだろう

その日は私にとって単なる365分の1日なんかじゃなくって⋯もっと特別な意味を持つ1日だった

特別で⋯”絶望的”な意味を持つ1日だった

⋯それが始まりだった

この”南の島”を舞台とした【コロシアイ修学旅行】の始まりだった

PROLOGUE

だんがん☆アイランドへようこそっ！
どきどき修学旅行で大パニック？

〜END〜

生き残りメンバー 17人

To be continued･･･