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Aside
〈砂浜〉
小泉「ホテルも凄い立派だったよね。あそこに泊まれるなら、かなり助かるんだけど･･･」
ソニア「そのホテルにあるレストランも、実に庶民的で良かったですわよ」
花村「ねぇ、僕の話も聞いてもらってもいい？僕はね･･･この島で大事なものを見つけたんだ。とってもカワイイ女の子達だよ！あなっ！ そっちにもこっちにもいるね！」
澪田「ぎゃー！キモイっすー！チキン肌がバルバルバルバルバルバルゥ！」
十神「どいつもこいつも能天気なもんだ･･･誰もあの”重大な事実”に言及はしないとはな」
七海「･･･重大な事実？」
十神「本当に誰も気付いていないのだとしたら、大した間抜け共が揃ったモンだ」
九頭龍「･･･んだ、コラァ？ エラソーな口利いてんじゃねーぞ？」
十神「･･･咆えるな、愚民め」
重大な事実･･･？ 気になる
『ねぇ･･･重大な事実って･･･』
日向「ひょっとして･･･この島について何かわかったのか？」
十神「･････････お前達･･･橋を渡った先にある、島の公園には行ったか？」
日向「やたらと迫力がある銅像って言うか･･･不気味な動物のオブジェがある公園の事だな？」
十神「あれを見た時、以前どこかで聞いた話を思い出した。太平洋に浮かぶ小さな島で、風光明媚な常夏の楽園と呼ぶに相応しい島がある」
十神くんによると中央の小さな島を中心として”5つの島”から構成されていて
その島々は同じく”神聖な5体の動物”を、島の象徴としているらしい
日向「･･･え？」
十神「その島の名前は･･･”ジャバウォック島だ」
狛枝「じゃあ、もしかしてボク達がいるこの島って･･･」
『ジャバウォック島･･･？』
日向「それが･･･俺達のいるこの島の名前なのか？」
十神「だとしても、少し気に掛かる事がある。確か、俺の聞いた話では、ジャバウォック島はすでに･････････いや、やめておこう」
弐大「待ったれや。随分と中途半端な話の切り方じゃねーか」
十神「わめくな･･･もう少し調べて確信を得たら、この俺から話してやるさ」
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作者名：メロン | 作成日時：2023年5月14日 14時
