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Aside
〈ホテル〉
日向「こいつは・・・凄い立派なホテルだな・・・!」
狛枝「「ホテル・ミライ」か・・・日本語から取ってつけられた名称みたいだね。この島で暮らせって言われた時は、野宿の心配もしたけど・・・こんな立派なホテルがあるなら安心だね」
『快適に暮らせそうだね』
日向「快適も何もないだろ・・・この島で暮らさなきゃいけない理由もわからないのに・・・て言うか、なんで受け入れてんだよ!この島で暮らす気満々じゃないか!」
『で、でも野宿よりはマシ・・・じゃないかな?』
日向「ま、まあそうだな」
狛枝「とりあえずここが拠点になるのは確かだろうし、色々と見て回ってみるとしようか」
日向「・・・・・・・・・・・・・・・」
私達はホテル敷地内を見回った
各コテージがあった
次の瞬間・・・九頭龍くんを見つけた
『あ、あそこに・・・九頭龍くんがいるから行こっか』
日向「あぁ・・・なあ」
???「・・・んだ、テメーは気安く話し掛けてんじゃねーぞ、ボケ」
こ、怖い・・・
???「なんだ、そのツラぁ!文句あんのかよ、テメーら!」
『・・・・・・』
???「なんか言えや!!」
狛枝「・・・お、落ち着いてよ、九頭龍クン。ボクらは自己紹介に来ただけなんだからさ」
???「・・・あぁ? 自己紹介だ?」
『日向くんとの自己紹介が・・・まだだったから・・・』
九頭龍「フン・・・・・・・・・・・・九頭龍冬彦だ・・・言っておくがテメーらと馴れ合う気はねぇから」
【超高校級の極道 クズリュウ フユヒコ】
狛枝「九頭龍クンってね・・・あの九頭龍組の跡取りと目されている高校生なんだよ」
日向「えっ? 九頭龍組って・・・まさかっ!?」
狛枝「さすがに、名前くらいは聞いた事あるよね?構成員は軽く3万人を超えるって言われてる国内最大の指定暴力団・・・九頭龍組だよ。つまり・・・彼は”超高校級の極道”なんだよ」
日向「こんな顔で・・・」
狛枝「ちなみに・・・彼に”童顔”うんぬんは禁句らしいから気を付けた方がいいよ・・・指が何本あっても足りないかもよ」
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作者名:メロン | 作成日時:2023年5月14日 14時