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Aside
〈教室〉
？？？「多分･･･この教室には私達みたいな新入生が集められてるんだね」
集め･･･られている･･･？
？？？「･･･おい、とりあえず中に入ったらどうだ？」
眼鏡をかけていて凄く大きい人に言われた
『えっ？ は、はい』
？？？「えっ？ あ、はい！」
私と同じタイミングで入ってきた男の子が入って来た扉を後ろ手で閉じてくれて、空いていた1番後ろの席に腰を下ろした
『あ、あの･･･ありがとう』
？？？「あ、うん･･･」
お礼を言った後私は考えていた
さっきは何が起きたんだろう･･･
目を開けたらこの教室の扉があって、まるでそこに吸い寄せられるように･･･
でも私はどうやって扉の前まで歩いて来たの？
覚えていない･････なんで？
考えていると凪斗と目が合った
･･･！手を振ってくれた
？？？「あのちょっといいかな」
と突然男の子が問いかけた
男の子は眼鏡をかけていて大きい人に聞いた
？？？「なんだ」
？？？「みんなはどうして･･･この教室に集まってるんだ？ここに集まれなんて聞いてなかったけど･･･入学式とかホームルームとかをここでやるのか？」
確かに･･･
？？？「それについては･･･ちょうど今から話し合おうと思っていたところだ」
？？？「･･･話し合う？」
『･･･？』
？？？「いいだろう･･･今のコイツら全員揃ったようだし、その話を始めるとするか」
？？？「え、これで全員なんすか？どうして、そんなことわかっちゃうんすか？」
？？？「ここに用意されている机は17脚だけ。そして今のコイツらで16、17人･･･少し考えればわかる事だ･･･！」
？？？「で、なんの話をするの？やっぱ･･･ぼくらがこの教室に集められた理由について？」
？？？「まず、確認しておくが、この中に･･･自分がどうやってこの教室まで来たのか、把握している人間はいるか？」
私達は互いに顔を見合わせていた
誰もが驚いたような顔のままで･･･手を上げる人は1人もいない
？？？「気付いたらこの教室にいた･･･やはり”ここにいる全員がそうだということか･･･だが、いくらなんでも不自然だ。頭の悪そうなお前らでもそう思うだろう？」
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作者名：メロン | 作成日時：2023年5月14日 14時
