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Aside
〈砂浜〉
日向「・・・うわっ!!」
『!?』
日向「お、お前・・・どこから出て来たんだ!?」
ウサミ「あぁ、驚かせちゃった?だったら、ごめんなちゃいでちゅ。この修学旅行には欠かせない必需品だから、なくさないようにしてくだちゃいね!」
日向「・・・こ、この機械が?」
ウサミ「ミナサンには、その電子生徒手帳を使って、”希望のカケラ”を集める事をお願いしているんでちゅ!」
日向「・・・希望のカケラ?」
ウサミ先生は”希望のカケラ”を集めてって、満開の希望を花開かせる事こそがこの修学旅行の目的みたい
ウサミ「らーぶ!らーぶ!!」
日向「あっ、おい!」
ウサミ先生はそう言い残し・・・去っていった
日向「希望のカケラを集めろだって?・・・どういうつもりだ?まるでお遊び気分じゃないか・・・」
狛枝「お遊び気分なら、むしろ安心だよね。今すぐ危険な目に遭う訳じゃないって事は、確かなんだからさ」
日向「そ、そうかもしれないけど・・・」
狛枝「そんな事よりさ・・・日向クンは他のみんなの事をまだ何も知らないよね?」
『あ・・・じゃあ自己紹介しに行こうよ!』
日向「そうだけど・・・肝心のみんなはどこに行ったんだ?」
狛枝「きっと、島の探索でもしてるんじゃないかな?」
日向「島の探索・・・?」
『「この島で過ごせ」と言われてる以上は島の事を知らないままって訳にはいかないから・・・』
狛枝「そう ここは何て島なのか? 脱出手段はないのか?食糧や生活品は大丈夫なのか? ・・・という訳で、島を見て回るついでに、みんなとの自己紹介を済ませておくのはどう?」
『凪斗と私は一通り自己紹介したんだ・・・でも日向くんを1人には出来ないから付き合うよ』
日向「・・・助かる」
『・・・良かった!』
狛枝「じゃあ、さっそく出発しようか!」
日向「・・・・・・・・・・・・・・・」
『ねぇ凪斗・・・まずはどこから行く?』
狛枝「そうだね・・・あれ?どうしたの日向クン? 早く行こうよ」
日向「あぁ・・・わかったよ」
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作者名:メロン | 作成日時:2023年5月14日 14時