✿651 ページ6
Aside
《教室》
瑠花「私言ったよね！？狛枝くんに近付かないでって･･･」
A『ご、ごめん･･･なさい』
瑠花「なんか･･･あんた達って･･･傀儡師とマリオネットみたいで･･･気持ち悪い！」
その翌日･･･瑠花さんは私をいじめてきた
瑠花「何読んでるのー？」
A『ホラー小説だよ･･･読む？』
瑠花「ううん･･･それより･･･」
と瑠花さんは私の本を破った
A『あ･･･！』
瑠花「図書館に面白い本があったの！取ってくるね！」
瑠花さんは私の本を踏んで･･･教室から出て行った
それから･･･瑠花さんは集団で襲ってきた
私を階段から突き落としたり･･･お弁当を捨てられたり･･･そんな日々がずっと続いた
瑠花「あはッ･･･あはははは･･･」
A『はぁ･･･はぁ･･･もうっ･･･やめて･･･』
瑠花「なんだよその反抗的な態度は！」
A『･･･ッ！』
瑠花さん達は私の髪を引っ張った
瑠花「やめてほしいなら･･･狛枝くんから離れろ！話もするな！でも･･･そんな事があんたに出来る訳ないよね！？”マリオネット”なんだから･･･さッ！」
私に残された選択肢は･･･凪斗から離れて･･･この地獄を終わらすか･･･
凪斗から離れずに･･･この地獄に耐えるか･･･その2つしかなかった･･･
でもある日･･･限界が来たのかな･･･私は凪斗に相談する事にしたんだ･･･
《A家 リビング》
A『凪斗･･･』
狛枝「どうしたの？」
A『わ、私･･･』
言おうとした瞬間･･･凪斗が私を抱きしめていた
狛枝「知ってる･･･虐められてるんでしょ？辛かったね･･･」
我慢していた涙が･･･零れた
狛枝「でもさ･･･Aは･･･こんな事で絶望しないでしょ？」
A『え･･･？』
狛枝｢ボクはさAの希望が光る所みたいんだ･･･だからさもっともっとボクの為にさ･･･絶望して･･･その絶望を乗り越えて･･･希望を見せて･･･？｣
A『･･･うん』
最初から私に･･･2つの選択肢なんてなかった･･･
ただ”約束”を守るだけ･･･それが私の使命だった･･･から
【過去編 終】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メロン | 作成日時：2024年3月15日 16時
