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Aside
〈ヌイグルミ工場〉
日向「で、でも早過ぎないか？だって･･･まだ正午までは時間が･･･」
左右田「ま、まさか･･･狛枝の計算違いかァ！？」
A『な、何か方法は･･･？』
左右田「祈る事くらいしか･･･ないです」
終里「ったく、方法がねーなら･･･せめて逃げんぞッ！」
その言葉をきっかけに、私達は弾かれたように駆け出した･･･その時だった
ソニア「大丈夫です！それは爆弾なんかじゃありません！」
日向「･･･えっ？」
すると、突然･･･工場の中が眩しい光で溢れ返り･･･
激しい爆発音はなく･･･花火のような音がした
A『あれ･･･？』
九頭龍「な、なんだよ･･･こりゃあ！？」
七海「花火･･･みたいだね･･･」
日向「は、花火･･･？」
花火は徐々に勢いを弱めていき･･･やがて･･･おさまった
左右田「ば、爆弾じゃなかったァァァ！？」
終里「な、なんだよそれ！？だって、狛枝は･･･」
ソニア「やはり･･･そうでしたか」
日向(やはり･･･？)
A『みんな･･･ノートパソコン見て･･･またビデオメッセージが再生されてるみたいだよ』
日向「･･･また狛枝か？」
私達は慌ててノートパソコンへと駆け寄った
狛枝『どう？ ビックリした？でもさ･･･よく考えてみなよ。島ごと吹き飛ばす爆弾なんて存在する訳ないよね？』
九頭龍「クソが･･･ただのハッタリかよ･･･！」
日向「だ、だったら･･･あいつがロビーで爆発させた、あの爆弾はなんだったんだ？」
七海「オクタゴンにあった爆弾･･･じゃないかな？」
A『そう言えば･･･オクタゴンに爆弾がたくさんあった･･･気がする』
九頭龍「まさか･･･そこの爆弾を持って来てたのか？」
日向「ただし･･･島ごと爆破させるような威力じゃない･･･それは狛枝のウソだったって事か･･･」
終里「それよりさ･･･このメッセージの流れるタイミング･･･良過ぎじゃねーか？」
左右田「いや･･･起爆装置から無線を飛ばして･･･爆発後に映像が再生されるように設定したみてーだ･･･けど、どうしてビデオメッセージなんか使うんだ？」
七海「･･･とりあえず、最後まで話を聞いてから考えよっか」
A『うん･･･そうだね･･･』
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月15日 16時
