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✿688 ページ43

日向side

〈ヌイグルミ工場〉



日向「裏切り者の・・・電子生徒手帳・・・?」



九頭龍「そ、そういう事か・・・これも・・・裏切り者をあぶり出す為の罠だったか・・・」



左右田「つーか・・・マジで裏切り者なんかいるのかよ?いるならもっと早く名乗り出るはずだろ」



日向「それも・・・そうだよな・・・」



終里「ギャーギャー喚いてんじゃねーよ!とりあえず順番に試せばいいだけだろ!」



左右田「バ、バカ言うなよ・・・もし裏切り者以外の・・・」



七海「A・・・私達だけでも生徒手帳を通そうよ」



A『で、でも・・・』



七海「大丈夫・・・私を信じて」



A『わかった!』



七海「ねぇ、みんな・・・こんな事でケンカなんてバカらしいよ?」



A『・・・・・・』



七海はAと手を繋ぎ・・・無警戒に爆弾の元まで歩み寄ると・・・



懐から取り出した自分の電子生徒手帳を・・・



日向「・・・え?」



なんの躊躇もなく、そのままカードリーダーにかざした



「ブー!」



七海「違った・・・みたいだね。ほら、Aも」



A『うん・・・』



Aも同じように・・・電子生徒手帳をカードリーダーにかざした



「ブー!」



A『違う・・・みたい』



七海「じゃあ、次は誰にする?」



左右田「な、何やってんだよ!間違ったら爆発する仕掛けかもしれなかったろーが!」



七海「・・・でも、しなかったみたいだよ」



左右田「結果的にはな!けど、この状況で無警戒に行動すんじゃねーよ!」



七海「Aには怒らないで!」



左右田「オレはオメーに言ってんだよ!」



A『ま、まあ・・・ごめんね・・・左右田くん・・・勝手な事して・・・』



九頭龍「と、とりあえず・・・七海とAは違ったみたいだな」



終里「・・・で、どうすんだ? 次は誰が試す?」



左右田「ちょ、ちょっと待て・・・なんか・・・エンジンの音が・・・」



と、青ざめた表情の左右田が慌ててトラックへと駆け寄っていく



そして・・・エンジンに耳を寄せたところで、突然叫び声を上げた



左右田「ガ、ガソリンが切れかかってるゥゥ!」



九頭龍「な、なんだと・・・ッ!?」



終里「え?ガソリンが切れるとどうなんだ?」



左右田「だ、だから言ってんだろ!爆発するってよォォォッ!!」

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作者名:メロン | 作成日時:2024年3月15日 16時

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