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Aside

〈工場〉



結局・・・私達は先にヌイグルミ工場に向かう事にした



九頭龍「・・・ん?ソニアはどうした?」



A『少し遅れて来る・・・みたいだよ』



七海「遅れて来るって・・・なんで?」



日向「そんな場合じゃないって事は、あいつもわかってるはずなんだけど・・・」



左右田「オレ・・・呼びに行ってもいいかな?」



九頭龍「・・・んな時間があると思ってんのか、ボケ!」



日向「そうだな・・・まずは爆弾を止める事が先だ」



九頭龍「お、おし・・・じゃあ行くぞ・・・!」



私達は工場へ入った



〈ヌイグルミ工場〉



真っ先に視界に飛び込んできたのは・・・エンジン音を轟かせる1台のトラックだった



A『こ、このトラックの荷台にある物って全部・・・”爆弾”?』



九頭龍「1つ1つの威力がどんなモンかわからねー、島を丸ごとかは知らねーが・・・あれだけありゃ・・・かなりの威力だろうな」



終里「左右田・・・あの爆弾を解除できねーのか?」



左右田「と、思って見てたんだが・・・こいつ・・・エンジンが起爆スイッチの代わりになってて・・・エンジンが止まると絶緑体が吹っ飛んで、爆発する仕掛けみてーだ」



終里「仕組みなんか聞いてねーよ!解除できるかどうか聞いてんだ!」



左右田「短時間じゃ・・・無理だ。メインの起爆装置がこのゴツイ金属箱に入れられて、ガッチリ溶接されてやがる・・・こ、こいつを開かねー限りは解除のしようがねーよ!」



日向「かなり時間が掛かるって事か?それはマズイぞ・・・だってもうそろそろ・・・」



九頭龍「あぁ・・・もうじき正午だな・・・」



その後・・・私達は爆発を阻止する為の案を出したが・・・どれも無理だった



軍事施設にある道具を持って来るまでの時間はないし・・・



給油口が溶接されてるからガソリンを継ぎ足して時間を稼ぐ事も・・・



私達は免許を持っていないからトラックを走らせて海に落とす事も・・・不可能だ



日向「解除も、時間稼ぎも、捨てるのも無理なんて・・・もう完璧に打つ手なしじゃないか・・・!」



A『・・・ねぇ、左右田くん・・・金属箱の上にあるあの小さい機械って何?』



左右田「あ、これは・・・多分カードリーダーっすね」



日向「カードリーダー・・・?」

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作者名:メロン | 作成日時:2024年3月15日 16時

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