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Aside
〈レストラン〉
終里「わ、わりぃ･･･A･･･オレ、狛枝を殺そうとした･･･」
A『･･･え？』
終里「狛枝を殺したところで･･･Aが喜ぶ訳ねーよな･･･」
私はあかねに抱きついた
A『いつもの･･･あかねに戻って･･･良かった』
終里「･･･！」
その瞬間･･･凪斗が立ち上がった
狛枝「ありがとう、終里さん･･･久しぶりに小さい時のAの顔が見られたよ」
九頭龍「どうせ･･･テメーが終里を挑発したんだろ･･･自業自得だぞ･･･」
狛枝「うーん･･･そんなつもりはなかったんだけど･･･とにかくみんなには借りを作っちゃったみたいだね」
ソニア「そう思うのでしたら、あの遺跡に入るパスワードを教えてください」
狛枝「パスワード？ あの遺跡の？それを知ってどうするの？」
九頭龍「すっとぼけてんじゃねーよ･･･爆弾はあの遺跡に隠したんだろ？」
狛枝「うん、そうだね･･･昨日まではね」
A『･･･！？』
日向「おい、狛枝･･･昨日までって･･･どういう意味だよ？」
狛枝「あの遺跡の中に大した物はなかったよ･･･”よく見慣れた景色”があるだけだった」
A『･･･見慣れた景色？』
狛枝「だから飽きちゃったんだよ。それに･･･あそこに隠しておいても意味ないしね。という訳で、遺跡のパスワードなんて知っても今更なんの意味もないんだ」
七海「･･･でも、あの遺跡の中には入ったんだね？」
狛枝「･･････とにかく、移動させて正解だね。裏切り者が名乗り出る前に見つかるところだったよ」
A『･･･爆弾はどこに移動させたの？』
狛枝「キミ達が今までに1度は行った事がある場所だよ」
左右田「ほとんどじゃねーか！ 範囲が広過ぎだろ！」
狛枝「手分けすればそんなに大変じゃないでしょ。とりあえず、精一杯走り回ってみなよ」
日向「な、なんだよ･･･それ！」
狛枝「大丈夫だよ･･･すべて上手くいくから。それにね･･･ボクは一緒に過ごしたキミ達を信じているんだ。そして･･･何よりも･･･ボク自身の”超高校級の幸運”を信じているんだよ」
そして･･･凪斗は行ってしまった･･･
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月15日 16時
