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Aside
〈ネズミー城 中〉
終里「あいつの仕業か･･･！重要なパスワード消しやがって！」
ミニ弐大「ユルサンゾォ！！」
ソニア「きっと･･･狛枝さんはここでパスワードを知って、それを使って遺跡へと入り･･･」
日向「じゃあ、あいつは遺跡の中に爆弾を隠したのか！？」
九頭龍「で、オレらが爆弾に手出しできねーように、遺跡へと入るパスワードを消した･･･クソがぁ！ 見事に筋が通っちまってるじゃねーか！」
日向「だとしたら、あいつは･･･俺達がそこに辿り着けないのをわかってて、ヒントを与えるとか言ったのか･･･」
九頭龍「オレらに･･･現実を突き付ける為にか･･･？パスワードがわからねーなら、あの遺跡には手の出しようがねーぞ！」
日向「結局･･･裏切り者が名乗り出ない限りは、爆弾は止められない･･･」
A『それしか･･･方法がない･･･のかな･･･？』
左右田「な、なぁ･･･あのさ･･･オレらには内緒でいいから、素直に狛枝のヤツに名乗り出てくれよ。そうしねーと･･･オメー自身も死ぬ事になるんだぜ？」
終里「おい･･･誰に言ってんだよ？」
左右田「･･･わかんねーよ！わかんねーから全員に言ってんじゃねーか！」
七海「やめようよ･･･そんな不毛な争いしても仕方ないって。それより･･･もうちょっと頑張って探してみようよ」
A『そ、そうだよ･･･みんなで協力し合って島中を探せば･･･パスワードに関する手掛かりとかも見つかるかもしれないし･･･』
終里「あるかどうかもわからねーパスワードをひたすら探し回れってのか･･･？」
左右田「そもそも･･･誰がなんの為に、こんな場所にパスワードを残したんだよ？そ、それすらわかんねーのに、見つけられっこねーだろ･･･」
ソニア「だったらこのまま全員で死ぬのを待つのですか！？･･･わたくし達は生きる事を諦めてはいけない、と･･･それを学んだのではなかったのですか？」
左右田「そ、そんなの･･･田中がそう言っただけでしょ･･･」
ソニア「･･････もう結構です！ わたくしは1人で探します！失礼します！」
A『ソニアさん！ま、待ってください！』
私の声は･･･届く事はなく･･･ソニアさんはその場から歩き去ってしまった
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月15日 16時
