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【過去編 始】
Aside
始まりは･･･私と凪斗が6歳の頃･･･幼稚園での事だった
A『ねぇ･･･いっしょにあそぼ？』
「うん！あそぼ！」
その子は･･･初めての友達だった･･･
一緒に遊具で遊んだり･･･鬼ごっこをしたりして･･･毎日が楽しかった･･･
でも･･･私がその子とばっか遊んでたから･･･凪斗と一緒にいる時間がどんどん減っていっちゃったの･･･
ある日･･･その子が遊具から落ちて･･･頭を打ったっていう事故があった･･･
だけど･･･それは事故じゃなくて･･･誰かが起こした”事件”で･･･
犯人は･･･凪斗だった
A『ねぇ･･･なぎと･･･なんでこんな事･･･したの？』
狛枝「ぜんぶAのせい･･･Aがボクから離れるからだよ。つまり･･･キミが彼を殺したんだ」
A『わたしの･･･せい･･･？』
狛枝「うん･･･そうだよ」
A『わ、わたしは･･･これから･･･どうすれば･･･いいの？』
狛枝「そんなの決まってるよ･･･ボクから一生離れなければいいんだよ･･･約束して･･･ボクの傍から絶対離れないって･･･」
A『･･･うん、わかった』
それから･･･私は凪斗の傍を離れなかった
でも･･･中学生になって･･･しばらく経った時･･･悲劇が始まった
瑠花「ねぇ･･･あなた狛枝くんの事好きなの？」
A『･･･え！？』
瑠花「どうなの？」
A『お、幼馴染としては･･･好きだよ』
瑠花「恋愛感情はないって事でいいよね･･･？」
A『･･････うん、ないよ』
瑠花「あー良かった！私さ･･･狛枝くんの事好きだから･･･あなたに恋愛感情あったらどうしようって思ってたけど･･･なくて安心した！」
A『そう･･･なんだ･･･応援してるね！』
瑠花「ありがとう！あ、あと･･･狛枝くんに近付かないでね。狛枝くんは私のものだから」
A『･･････わかった！』
でも･･･瑠花さんの望みは叶えられなかった
私自身が･･･鎖で縛り付けられている･･･から
離れようとしても･･･”離れられなかった”
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月15日 16時
