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日向side
〈ホテル敷地内〉
狛枝「昔･･･ボクが起こした事件があったでしょ？でもさ･･･変じゃない？Aはあの時、”動機”を言ってなかったんだ」
日向「･･･ってなんでお前が･･･そこまで知ってるんだよ」
狛枝「まあ、そこは置いといてさ･･･動機はね･･･Aがボクの元へ戻ってくる為だよ」
日向「･･･は？」
狛枝「Aも言った通り･･･あの時は本当に遊ぶ時間が減った･･･それに嫉妬したボクは･･･」
日向「ま、待て･･･じゃあ、お前は･･･そいつを殺せばAが戻ってきてくれるって思って･･･」
狛枝「そう！殺したんだよ！そして･･･”Aのせい”にし･･･彼女を一生ボクから離れられないようにと･･･呪縛をかけた」
自分の欲求を”殺人”で満たすなんて･･･
Aはこんなヤツの呪縛から･･･ずっと耐えてきたんだな･･･
日向「ちなみに聞くが･･･なんで急にAに対する態度が良くなったんだ？」
狛枝「だって･･･寂しいじゃん？」
日向「え･･･？は？」
狛枝「Aに･･･あんな態度を取った自分が許せないよ」
やっぱり狛枝は･･･この島にいる誰よりも異常だ
特に･･･Aへの愛情は
Aside
〈ホテル ロビー〉
私はロビーに入ると･･･みんなは戦闘態勢になっていた
七海「A･･･」
A『みんな･･･準備整ってるみたいだね』
七海「うん･･･こんなやり方で狛枝くんを止められるとは思わないけど･･･」
A『そう･･･だね･･･』
その瞬間･･･
「ガチャ･･･」
扉を開ける音と共に･･･あかねが凪斗を捕らえた
終里「･･･おっしゃあ、捕まえたぞ！」
狛枝「えーっと･･･何してるのかな？」
九頭龍「悪く思うなよ･･･テメーを拘束させて貰うぞ！」
狛枝「･･･あっそ」
左右田「い、今の内にロープでふん縛れ！！」
狛枝「キミ達には本当にガッカリさせられるよ･･･もっとさ･･･大局を見なよ･･･」
九頭龍「･･･あ？何言ってんだ？」
狛枝「わからないんだったらいいよ･･･そのまま終わればいいよ･･･さぁ、始めようか！”ジャバウォック島の終わりの始まり”だよ！」
と、その時だった。視界の隅で何かが光ったと思った途端に･･･空気が揺れた
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月15日 16時
