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日向side
〈日向のコテージ〉
日向「お前･･･何しに来たんだよ･･･？」
狛枝「･･･変な質問をするんだね？だって･･･ボクに用があるのが、むしろキミ達の方でしょ？」
日向「･･･は？」
狛枝「七海さんに誘われたんだ。話があるからロビーに来て欲しいって。あれって･･･みんなの差し金なんでしょ？」
日向「･･･ッ！」
A『･･･！』
狛枝を捕獲する作戦･･･もうとっくにバレてるじゃないか･･･！
狛枝「図星･･･だったみたいだね？でも、ちょうど良かったよ。ボクもみんなに用事があったんだよね」
A『な、何の･･･用事？』
狛枝「それは･･･行ってからのお楽しみってやつだよ。だから･･･直接的に”その企み”に参加してない日向クンにもロビーに来て欲しくってさ･･･」
日向「お前･･･そこまで知ってるのか･･･」
狛枝「やっぱり”超高校級”じゃないキミは･･･仲間外れにされちゃうんだね･･･」
日向「･････････」
A『凪斗･･･！』
狛枝「冗談だから･･･そんなに怖い顔しないでよ。Aは笑ってる方が可愛いんだからさ」
A『･････････』
狛枝はAの頭を撫でた･･･
日向「お前の冗談は･･･ムカツクだけだな」
狛枝「いいから･･･早く行こうよ！ボクはキミ達の企みの中身までは知らないから、実は楽しみだったりするんだよね」
日向「･･･わかったよ、じゃあ行くか」
A『･････････』
なんか･･･狛枝のAに対する態度が･･･この前と全然違うな･･･
〈ホテル敷地内〉
狛枝「ねぇ、A･･･」
A『･･･？』
狛枝「ボク、日向クンと話したい事があるから･･･先にロビーに行っててくれないかな？」
A『･･･わかった。じゃあね、日向くん』
日向「あぁ、また後でな」
Aはロビーに入ろうとした瞬間･･･
俺の方を向き･･･笑顔で手を振ってくれた
俺も振り返した
狛枝「･････････今のって･･･絶対ボクに振ってくれたよね？」
日向「･･･は？そんな訳ないだろ･･･俺に振ったんだよ。調子乗るな･･･」
狛枝「ごめん、ごめん･･･」
日向「で･･･話ってなんだよ･･･」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月15日 16時
