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日向side
〈屋台通り〉
日向｢A･･･そうなのか？｣
俺はAの方を見ると･･･震えていた
狛枝｢真実を知るっていうのは･･･それはそれで辛いモンだよね｣
日向｢真実･･･？真実って･･･お前は何を知ったんだよ？｣
狛枝｢聞きたい･･･？ならAを渡してもらおうかな｣
左右田｢んだよ！その条件は！｣
狛枝｢簡単な事だよ･･･Aを渡してくれたら･･･ボクが知ってる事全部話すんだよ？いい条件じゃない？｣
こんな･･･怯えてるAを渡せる訳ないだろ！
ソニア｢･･･Aさんは絶対に渡しません！｣
七海｢真実が知れるとしても･･･渡さない｣
九頭龍｢つー訳で･･･その条件は却下だ｣
狛枝｢･･･みんながそうだとしても･･･A本人はどうかな？｣
俺達はAに視線を向けると･･･ゆっくり歩み･･･狛枝に近付いていた
Aside
体が言う事を聞かない･･･どんどん凪斗に近付いていく･･･
狛枝｢A･･･ボクの事好きなんでしょ？愛してるんでしょ？だったらボクと一緒に行動してよ！｣
日向｢な、なんで動いて･･･｣
A『自分でも･･････わからない』
狛枝｢心は逆らう事が出来ても･･･体は無理･･･だってキミはボクの”マリオネット”なんだからさ！｣
どうしよう･･･でも、このまま･･･凪斗と一緒にいれば･･･みんなは真実を知れる･･･
『俺は･･･ずっとAの傍にいるからな』
『私は”絶対”に離れないもん』
私も･･･2人から離れたくない･･･
A『助け･･･て･･･』
そう私が呟いた瞬間･･･七海ちゃんは私の手を引き抱きしめた
日向｢だったらその糸･･･俺達が切ってやる｣
七海｢これ以上私の親友を･･･傷付けないで｣
A『日向くん･･･七海ちゃん･･･』
狛枝｢･･･じゃあ、ボクがそれを話すのは、裏切り者の正体がわかった後にしようか｣
日向｢･･･え？｣
狛枝｢実はさ･･･肝心な裏切り者の正体だけが、まだ一向に掴めなくてさ･･･でも、A安心して･･･｣
A『･･･安心？』
狛枝｢裏切り者の正体は、ボクの命に代えてでもあぶり出してみせるからさ！｣
九頭龍｢う、裏切り者をあぶり出すだと･･･？｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月15日 16時
