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Aside
〈ワタツミ・インダストリアル〉
左右田｢うぉおいッ！ 世界はオレらの知らねー間にどんだけ進歩してんだって！｣
左右田くん･･･目がキラキラしてる･･･
A『あ、もしかして･･･弐大くんはここで作られたのかも･･･』
左右田｢同じ人型のロボット･･･確かにその可能性はあるかもしれませんね。でもどうして機械部品の製造会社なんかに、そんな技術力があるんだよ！｣
日向｢俺だって知るかよ･･･｣
左右田｢アハッ･･･アハハハハハハハハッ！！｣
日向｢な、なんだよ･･･いきなり笑うなよ｣
左右田｢んなモン、笑わずにいられっかよ！あまりに幼稚過ぎてな！｣
A『幼稚･･･？』
左右田｢そっちにPCがあったんで･･･手掛かりがねーかと思って漁ってたら･･･メールがあって･･･でな･･･ぷぷぷぷ｣
日向｢早く言え･･･｣
左右田｢それが酷い妄想レベルのストーリーで、マジで鳥肌モンの恥ずかしさなんだよ！｣
妄想レベルの･･･ストーリー･･･
A『ちなみに･･･なんて書いてあったの？』
左右田｢まずベースの設定だと･･･今、世界的な暴動が各地で起こってるらしくて･･･そのきっかけが”学生達による暴動”みたいっすね･･･｣
最終的には･･･世界中に伝染病みたいに広まってしまったらしい･･･
その暴動の様子を録画した映像が出回ったり･･･
猟奇事件なんかも次々に起きたして･･･
左右田｢･･･絶望的な不安が一気に集まって、世界の破滅へのスピードは増す一方･･･だってさ｣
日向｢世界の･･･破滅･･･？｣
左右田｢設定ってのはもっと丁寧に積み上げてかねーとリアリティが生まれねーんだよ。”学生達による暴動”なんてあり得ねーって｣
ほ、本当に作り話なのかな･･･？
でも現実に･･･世界が滅びるなんて･･･起こる訳が･･･ない･･･よね？
左右田｢ま、とにかくこれでハッキリしたな！｣
日向｢ハッキリしたって･･･何がだ？｣
左右田｢ここは”ワタツミ・インダストリアル”であってそうじゃない･･･この島が無人島と化した後で、モノクマが乗っ取って勝手に改造したんだ！すべては、オレらを驚かせる為にな！｣
日向｢･･･次行くか｣
A『･･･うん』
私達はまた別の場所へ向かった
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月15日 16時
