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Aside
〈学級裁判場〉
終里｢･･･床だけが動く？｣
A『つまり･･･部屋全体がエレベーターになってた訳じゃなくて･･･動いてたのは”床だけ”だったの』
日向｢そうか･･･！だから、俺達はそれぞれのタワーでそれぞれ”別の扉”を見てたんだ。1階のマスカットタワーの時は奥の壁にイチゴマークの扉があって･･･｣
A『4階のストロベリータワーの時には、奥の壁に”別の”ブドウマークの扉があったって事だね』
終里｢じゃあ･･･その別々の扉はどこに繋がってたんだ？｣
七海｢外に繋がってたって言いたいところだけど･･･多分ただの飾りだと思う｣
ソニア｢ただの飾りなんて･･･どうしてそんな物を作る必要があるのですか？｣
A『その扉がマークの示す場所に繋がってる･･･って私達に勘違いさせる為です･･･』
七海｢実際、効果てきめんだったよね。そのせいで、私達は建物の構造を勘違いしてた訳だし｣
終里｢よくわかんねーけど、設計者の性格はひん曲ってるって事か！｣
モノクマ｢･･･だってさ、モノミ！｣
モノミ｢あちしのせいにしないでくだちゃい！ちゃんと、あんたが責任を取ってくだちゃい！｣
左右田｢ちなみにさ･･･あれにはどんな意味があったんだ？マスカットタワーの奥の扉にあったチェーンだよ｣
狛枝｢あれは･･･ボクらをストロベリータワーから遠ざける為に犯人が巻いておいたんだろうね｣
終里｢･･･オレらを遠ざける為？｣
狛枝｢実際、あのチェーンがあったせいで、みんなはあそこには入れないって思い込んでたよね？｣
じゃあ･･･犯人がイチゴ回廊のスイッチを壊したのも･･･
私達をストロベリータワーから遠ざける為って事だね･･･
狛枝｢すべては･･･ボクらを”ドッキリハウスの秘密”から遠ざける為の偽装工作だったんだよ｣
タワー内に死体が出現した事によって、それまで考えていた構造とは”矛盾”が生じる･･･
あの状況で私達がストロベリータワーに行けば･･･その”矛盾”を目の当たりにする事になってしまう･･･
そして犯人は私達が真相に辿り着くのを避けたかった･･･
2つのハウスと2つのタワーが”縦に繋がる1つの建物”だったという真相に･･･
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月29日 22時
