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Aside
〈学級裁判場〉
そこでの時･･･眼蛇夢くんと弐大くんはタワーで2人きりで対峙する事になった･･･
でも弐大くんは逃げる事も助けを呼ぶ事もしなかったらしい･･･
田中｢あいつはそこで･･･俺様との”生き死にを賭けた戦い”を選んだのだ｣
ソニア｢生き死にを賭けた･･･戦い･･･？｣
田中｢ヤツも本気だった。本気で俺様を殺しにきていた･･･｣
ソニア｢･･･えっ！？｣
でも･･･もし･･･あの場で眼蛇夢くんが殺されたら･･･事件の謎はもっと複雑になってるはず･･･だよね･･･
被害者の眼蛇夢くんがタワーに1人で向かった理由がわからなくなるし･･･
田中｢被害者である俺様が計画を立てた張本人とは･･･誰も思うまい！｣
七海｢メカ弐大くんは･･･それを狙って？｣
ソニア｢ど、どうして･･･そんな･･･仲間同士で争うような真似を･･･どうして止められなかったのですか！そんなの間違ってます！｣
田中｢あえて言わせて貰うとすればッ！ただ死ぬのを待つだけの生など･･･そこに一体どんな意味がある？そんなものが勇気であるはずがない！それは諦めだ！諦観だ！｣
日向｢･･･ッ！｣
A『･･･！』
田中｢生を諦めるなど･･･そんなものは”生に対する侮辱”でしかない！生を諦めて死を選ぶなど･･･生への冒涜に他ならないのだからな｣
終里｢そ、そんな事言って･･･自分のやった事を正当化するつもりかよ･･･！｣
狛枝｢でも、弐大クンも同じ想いだったみたいだよ？だからこそ2人は戦ったんでしょ？｣
終里｢･･･うっ！｣
田中｢あの男は･･･死ぬべき時に死ぬ勇気を持っていたとは言え･･･俺様が貴様らを裏切ったのは･･･事実だからな･･･それでも全員が滅びゆくよりは･･･ずっとマシだ･･･｣
A『眼蛇夢くん･･･』
七海｢そんな信念が･･･あなたを犯行に走らせた･･･｣
ファイルデットルームでは･･･凪斗と私とは違って1発だけだったみたい･･･
うん･･･それが･･･普通なんだけどね･･･
七海｢あのさ、さっきから田中くんの話を聞いてて、ちょっと思ったんだけど･･･｣
A『眼蛇夢くん･･･もしかして･･･』
日向｢俺達の為に自分が犠牲になってもいいって･･･｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月29日 22時
