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Aside
〈学級裁判場〉
そして･･･ストロベリータワーから出た犯人はすぐにイチゴ回廊の扉のスイッチを壊した･･･私達をストロベリータワーに入れなくする事で･･･
弐大くんを殺害するのに利用する”建物の構造の秘密”を悟られないようにしたの･･･
そして”オクタゴンの抜け道”を使って･･･マスカットハウスへと移動した犯人は･･･
ブドウ回廊に向かい･･･タワーの扉を開ける為のスイッチを押した
すると･･･エレベーターのようになっているタワーの床は下降を始め･･･内部に残された弐大くんの体はワイヤーで”宙吊り”になってしまったんだよ･･･
タワーの中に入った犯人は･･･床に凶器に見せ掛ける為の”ハンマー”を置き･･･マスカットタワーの奥の扉に”チェーン”を巻き付けた
”イチゴ回廊からはタワーに入れない”と誤認させて･･･みんなをストロベリータワーから遠ざける為の工作だよ
こうして･･･すべての仕掛けを終えた犯人は･･･再び”抜け道”を通って自分の客室に戻ろうとした･･･弐大くんが墜落死した時のアリバイを作る為にね
でもそこで弐大くんを目撃した”九頭龍”くんがまだラウンジに残っていて･･･それで犯人は客室に戻れなくなり･･･そのまま”その瞬間”は訪れてしまった･･･
5時30分･･･実際には7時30分にセットされたラウンジの”掛け時計”のアラームが鳴り響き･･･
犯人は最悪のケースを逃れる為･･･仕方なく九頭龍くん達の前に姿を現す羽目になった･･･
その掛け時計のアラームが鳴った時間は･･･同時に弐大くんが目覚める時間でもあった･･･
逆さ吊り状態で意識を取り戻した弐大くんは思わず体を大きく動かしてしまったんだろうね･･･
それで予想以上に激しい負荷が掛かっちゃったからドアノブごと”壊されてしまった”んだよ
そして4階から1階に向かって落下していった弐大くんは･･･柱に激突し･･･その衝撃で”頭部が破壊”され･･･死んでしまったの･･･
そこで弐大くんが落ちた衝撃音はドッキリハウス中に響き渡った･･･
この事件の犯人は”豪華な客室”にいたなら･･･掛け時計のアラームが聞こえなかったはずの人･･･
A『それは･･･”田中眼蛇夢”くん･･･』
日向｢お前以外には考えられないんだよ！｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月29日 22時
