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Aside
〈学級裁判場〉
日向「この事件の捜査途中から、お前の様子は明らかにおかしくなった･･･Aにも冷たくなった。一体･･･何があったんだ？お前は”何か”を知ったのか？」
狛枝「･･････ま、それは後のお楽しみってヤツにして、さっさとこの前座を終わらせようよ･･･」
ソニア「ちょ、ちょっと待ってください！まだ田中さんの反論を聞いてないじゃないですか！」
田中「･･････」
狛枝「でも、すっかり黙り込んじゃってるよ。もう反論なんてないんじゃない？」
田中「クックック･･･貴様らの稚拙な推理に呆れ果て声も出なかっただけだ･･･むしろ根本から否定しよう！貴様らの推理は最初から間違っているッ！」
日向「さ、最初から･･･？」
田中「ストロベリータワーとマスカットタワー･･･行ったり来たりで大忙しだが･･･そもそも両ハウス間の移動はどうするのだ？」
九頭龍「そうか･･･連絡エレベーターは壊されてたんだったな･･･」
田中「確か、犯人は”マスカットハウスの制御パネル”をいじり連絡エレベーターを停止させたのだったな･･･最後に連絡エレベーターを使った人間は”マスカットハウスで降りた”という事になる･･･」
終里「それがどうしたんだよ･･･？」
左右田「マスカットハウスでエレベーターを壊したらもうストロベリーハウスには戻って来れねーって話だ」
でも･･･眼蛇夢くんはストロベリーハウスにいて･･･
ラウンジでアラームが鳴った時にも立ち会っている･･･
田中「つまり･･･貴様らの推理は間違っているという事だ！」
左右田「マ、マジかよ･･･！もう決まったと思ったのに･･･！」
田中「フハハッ、思い知ったか人間風情よ！この矛盾ばかりは打ち破れまいッ！」
それは･･･違う
だって打ち破れない矛盾なんて存在しないから･･･！
私達は議論を始めた
田中「あの連絡エレベーターは･･･両ハウス間の”唯一の移動手段”だ」
A『それは違うよ！連絡エレベーター以外にも2つのハウスを行き来する方法があるの･･･』
田中「･･･そ、そんな物はない！」
日向「だったら･･･実際に”その方法”を使ったヤツに聞いてみるか？･･･”狛枝”、お前だったら知ってるはずだぞ･･･！」
狛枝「え？ なんの話？」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月29日 22時
