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Aside
〈学級裁判場〉
七海「そうすれば･･･アラームや地響きに気付かなかった事が、そのまま自分が部屋にいた事の証明になる･･･」
ソニア「今のわたくし達のように･･･ですね」
狛枝「もしラウンジの2人が部屋まで様子を見に来てくれたらそっちの方がベストなんだろうけどね･･･だって強固なアリバイが完成するもん。ただ･･･そのアリバイ工作は失敗に終わった･･･」
九頭龍「オレがラウンジにいたせいで･･･か」
狛枝「そして犯人は部屋に戻る機会を失ったまま、ラウンジのアラームを聞く事になってしまって･･･」
終里「でも、どうして出てったんだ？ほとぼりが冷めるまで隠れてればいいじゃねーか･･･」
A『その間に･･･2人が眼蛇夢くんの部屋に様子を見に行ったら部屋にいない事がバレちゃうもん』
七海「それは最悪の結果だよ･･･だから隠れたままって訳にはいかなかったんだよ」
狛枝「2人が部屋に確認に来てくれるのは予定通りであればベストだったアイディアなのに･･･皮肉だね。九頭龍クンがいた時点で最悪のアイディアに変わっちゃったんだよ」
田中「･････････」
ソニア「た、田中さん･･･？何か仰っていただけませんか･･･？」
田中「･･･問おうか･･･俺様と破壊神暗黒四天王を合わせると耳の数はいくつになる？」
終里「･･･は？」
田中「その解は10だ･･･そう、俺様には10の耳があるという事になる･･･すなわち常人の5倍の聴覚だ！あの部屋の防音設備など無きに等しいッ！」
日向「まさか･･･それが反論じゃないよな？」
九頭龍「テメーは･･･自分の置かれた状況がわかってんのか！？」
田中「あ、慌てるな･･･本番は･･･これからなのだからな･･･！あの時俺様はトイレに行こうと部屋から出てそこでたまたまアラームの音を聞いてしまったのだ」
七海「偶然って事？」
A『さ、さすがに･･･タイミング良過ぎ･･･じゃないかな？』
田中「そのせいで疑われる結果になったのだ･･･むしろ、タイミングが悪かったと言うべきだろう」
狛枝「ふーん･･･まだ粘るんだ･･･ま、認めなくたっていいけどね。どうせ投票は多数決で決まるんだし。という訳で･･･さっさと投票を始めちゃわない？」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月29日 22時
