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日向side
〈学級裁判場〉
日向「そうか･･･今考えると、あの時のモノクマの言葉もそういう意味だったんだな」
モノクマ「ドキィッ！」
モノミ「早いよ！ まだ何も聞いてないよ！」
A『あの時の”全員”って言葉には･･･私達も含まれてたんですね』
日向「俺達は時間通りにタワーに行ったつもりだったけど、実はとっくに集合時間を過ぎてたんだ」
狛枝「うん、今ので弐大クンをおびき寄せた方法もわかったし･･･これで犯人もだいぶ絞れそうだね？」
･･･え？
左右田「おい･･･どうして今の話で犯人が絞れんだよ。フカシこいてんじゃねーぞ･･･」
狛枝「ボクがこいてないって事は、今の九頭龍クンの話の続きを聞けばわかるはずだよ？」
九頭龍「･･･あ？ なんだそりゃ？」
狛枝「キミは弐大クンがタワーに向かうところを目撃した･･･その後、何があったんだっけ？」
九頭龍「もしかして･･･あのアラームの事を言ってんのか？」
七海「ん？ アラーム？」
九頭龍「オレが弐大を目撃したしばらく後にストロベリーハウスのラウンジで時計が鳴ったんだ。しかも地響きが聞こえる直前･･･その時にアリバイがなかったヤツが怪しいって事だろ！」
終里「いるのか！？ その時にアリバイがなかったヤツがッ！」
左右田「オレも･･･思い出したぞ･･･思わず部屋を飛び出しちまうくらいのデケー音なのに、ラウンジに出て来なかったヤツが1人だけいたな･･･」
ソニア「つまり･･･その方には弐大さんが墜落した時のアリバイがない･･･？」
終里「誰だ･･･そいつは誰なんだよ･･･！」
その時のアリバイがないヤツって･･･
お前しかいない！
日向「”狛枝”だよな？」
狛枝「･････････」
左右田「そうなんだよ！狛枝はあの場にはいなかったんだよ！あの場に集まったのは･･･オレと田中と九頭龍だけだったぞ！」
九頭龍「あれだけデカイ音でアラームが鳴ったのに、部屋から出て来なかったって事は･･･もしかして、オメーは･･･部屋にいなかったんじゃねーのか？」
左右田「だとしたら、どこ行ってたんだよ？」
狛枝「･････････」
A『･･･違う。凪斗はどこにも行ってないよ』
ソニア「えっ！？」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月29日 22時
