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Aside
〈学級裁判場〉
日向「だって4階から1階にあの巨体と柱が一緒に倒れたんだぞ･･･あれぐらいの衝撃音があって当然だったんだよ」
左右田「その音ならオレらも聞いたぞ･･･！」
田中「我ら3人がちょうどストロベリーハウスのラウンジに集まっていた時だったな･･･」
ソニア「あ、あの･･･みなさんが聞いてるその音なのですが･･･わたくしはまったく気が付きませんでした」
日向「･･･え？」
ソニアさんも私と一緒だ･･･
狛枝「とりあえず、その地響きを目安にして考えれば、ボクらの時間がどれだけずらされたかわかるかもね」
終里「あの音が聞こえたのは･･･”朝の5時30分”くらいだったな！」
A『7時30分のアラームで弐大くんが墜落した時の音を･･･みんなが5時30分に聞いてたって事は･･･私達の時間は”2時間”ずらされてたんだよ』
終里「に、2時間もか！？」
九頭龍「オレらはかなり衰弱した状態だったからな･･･あれじゃあ気付ける訳ねーぜ･･･」
左右田「それに、あのドッキリハウスには窓もねーし、モノクマアナウンスもなかったもんな」
田中「･･･だが、犯人はなんの為に時間をずらしたのだ？」
狛枝「理由ならハッキリしてるでしょ。弐大クン”だけ”をおびき寄せる為にやったんだよ。時計を狂わせた上で”ある事”を利用すれば･･･」
日向「そうか･･･朝の”モノクマ太極拳”か。犯人はあのイベントを利用したんだな？」
田中「どう利用したのだ？」
狛枝「ボク達はあのイベントの為に毎朝7時にマスカットタワーに行く必要があった･･･でもそこで建物内すべての時計が狂わされたらボク達はどうなってしまうかな？」
A『時間通りにはタワーに行けなくなる･･･でも”弐大くんだけ”は別だよね･･･彼は”電波時計”っていう、正確な時計があったからね･･･』
狛枝「そう、犯人はそうやって彼だけが正確な時間にタワーに来るように仕向けたんだ」
九頭龍「じゃあ、オレが明け方に目撃した弐大ってのは･･･」
狛枝「確か、九頭龍クンが彼を目撃したのは”朝5時くらい”だったっけ？その時間も2時間ずれて”7時”だったはずだから･･･うん、確かにそうだね」
A『その時の弐大くんは”時間通り”にモノクマさん太極拳に向かうところだったんだよ』
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月29日 22時
