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Aside
〈学級裁判場〉
九頭龍「いや、オレはドッキリハウス内のすべての時計を調べてみたけどよ･･･どの時計もちゃんと同じ時刻を指してたってなぁ」
田中「時刻が狂っていた可能性がないなら、やはり疑うべきは人間の証言の方か･･･」
ううん･･･疑うべきなのは･･･”時計の方”だよ
推理を繋げよう･･･！
私達は”時間”を勘違いしていた･･･
狂っていたのは”建物の時計”･･･
時計が狂っていたのは･･･”2つのタワーどっちも”･･･
日向＆A「『推理は繋がった！』」
私達は推理を繋げる事ができた
日向「九頭龍は建物の中の”すべての時計”を確認したって言ってたよな？」
九頭龍「あぁ、どこにも狂った時計なんてなかったぜ･･･」
A『でも･･･その”すべての時計”の時間が･･･”均等に狂わされていた”としたら･･･？』
九頭龍「なッ･･･すべての時計だと！？」
日向「だったら、いくら建物内の時計を調べたところで、気が付ける訳がないよな」
狛枝「なるほど･･･犯人は建物内のすべての時計を狂わせる事で”建物内の時間ごと”狂わせてたんだね･･･」
九頭龍「チッ、そういう事かよ･･･確かに気が付かねー訳だ･･･！」
狛枝「･･･これまたファンタスティックだね！」
終里「感心してる場合じゃねーだろ。それより･･･その時間はどれだけずらされてたんだ？」
そうだね･･･犯人は建物の中の時間をどれだけずらしたのか･･･
次はそれをハッキリさせないとね･･･
私達は再び議論を始めた
左右田「建物の時計が全部狂ってたって事は･･･正確なのは弐大の電波時計だけかよ！」
九頭龍「あいつが死んだのは･･･間違いなく”7時30分だった”んだ」
田中「問題はその7時30分が･･･我らにとっての何時だったかという事だ」
七海「目安になりそうな手掛かりはないかな？」
ソニア「”墜落した時の音”でも聞こえていれば･･･」
日向「それに賛成だ！そうだ･･･墜落した時の音なら聞いてるはずだ。あの”地響きみたいな音”がそうなんじゃないのか？」
ソニア「･･･地響き？」
終里「地震かと思って二度寝しちまったけど･･･あれって弐大が墜落した時の音だったのか！？」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月29日 22時
