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Aside
〈マスカットタワー〉
日向｢でも、とりあえず･･･この場所で気になる所は一通り調べ終わったな･･･｣
七海＆A｢『･････････』｣
日向｢･･･どうした？ 何を考え込んでるんだよ？｣
A『ちょっと･･･ファイナルデッドルームの事が気になってね･･･』
日向｢ファイナルデッドルームって･･･なんだよ、それ･･･！どうして急にあそこの話題になるんだ？｣
A『だって･･･床に落ちてたハンマーも、奥の扉を封鎖してるチェーンも･･･それに、弐大くんを縛ってるワイヤーもそうだけど･･･』
七海｢この現場にある証拠品って･･･この建物で見た事なかった物ばっかりだよね･･･だけど、外に出られない以上、この建物のどこかにあったのは間違いないはずだよ｣
日向｢だから･･･ファイナルデッドルームか･･･その先にある”オクタゴン”って場所には”極上の凶器”があるって話だったから･･･｣
A『うん･･･そこが武器庫みたいになってて･･･犯人はそこから道具を調達したって考えられるね』
ソニア｢でしたら、確かめてみましょう！｣
日向｢いや･･･それは危険だ。あそこに入ったら命懸けのゲームを･･･｣
A『･･･私が行って確かめてくるよ』
日向｢･･･は？な、何言ってんだよ！あそこが危険って言ったのはAだろ！？｣
終里｢あー、うるせーなぁ！さっきから耳障りで集中できねーよ！｣
A『ごめん･･･なさい･･･』
日向｢わ、悪い･･･｣
終里｢･･･ん？ オメーらじゃねーよ。捜査の前からずっと鳴ってる”この音”の方だ｣
日向｢そう言えば･･･さっきからそんな事言ってたな？｣
A『確かに･･･少しだけ･･･聞こえる気がする･･･』
七海｢A、終里さん･･･それってどんな音なの？｣
終里｢なんつーか･･･目覚まし時計みてーな、やたらと甲高い音だ｣
A『もしかして･･･ラウンジの”電話”じゃないかな･･･？』
七海｢先にそっちの方を確かめに行った方がいいかもね｣
日向｢あぁ、わかった｣
七海｢A･･･行こ｣
A『うん･･･』
私達はラウンジへ向かった
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月14日 7時
