✿607 ページ43
Aside
〈学級裁判場〉
九頭龍「あ？ 誰の事言ってんだ？」
終里「弐大のおっさんロボットバージョンだ！あいつの超絶パワーなら柱ぐらい楽勝だろ！」
九頭龍「あいつが持ち上げて･･･どうすんだよ？その柱で自分を殴ったのか･･･？」
田中「つまり･･･あれは弐大の自·殺だったと？」
終里「バカ言ってんじゃねーよ！あいつは自·殺なんて真似するようなヤツじゃねー！」
左右田「じゃあ、弐大が柱を持ち上げられたところで、事件とは関係ねーじゃねーか･･･」
終里「･･････まあ･･･それもそうだな･･･」
左右田「･･･なんだ、それ！」
た、確かに･･･”コロシアイ学園生活”の4回目は自·殺だった･･･けど･･･
あの弐大くんが自·殺なんてする訳がないし･･･
九頭龍「けど参ったな･･･オイルが付いてた柱でもねーとなると、他に考えられる凶器なんてねーぞ？」
ソニア「あの･･･持ち上げなくても、柱を凶器にする方法ならあると思うのですが･･･」
終里「えっ？ マジか！？」
ソニア「マジ･･･だと思います」
終里「そうか･･･やっぱオレの勘が当たったって事か･･･おーし！ソニア任せたぞ！あの柱が凶器だって証明してやれッ！」
ソニア「わかりました。では、気合いを入れて･･･ソニア、いっきまーーーーす！！」
私達は再び議論を始めた
ソニア「柱を持ち上げる必要などありません！」
田中「持ち上げる事が叶わぬのなら･･･それで殴るなど夢のまた夢だ」
ソニア「”柱を倒した”としたらどうでしょう！？」
A『それは違うよ！柱を倒して弐大くんにぶつけたにしては･･･弐大くんの体の上に”破片”が散らばってなかったんです』
ソニア「えっ？ 破片･･･ですか？」
A『はい･･･柱の破片は”弐大くんの体の下”には散らばってたけど、体の上にはなかったんです』
日向「もし、柱を倒してぶつけたなら、逆に破片は”あいつの体の上”に散らばるはずだぞ」
七海「私も一瞬だけその方法を疑ったんだけど･･･でも、やっぱり違うと思うよ」
ソニア「そ、そうでしたか･･･わたくしの･･･うっかり八兵衛でしたか･･･」
終里「倒した訳でもねーなら･･･犯人はあの柱でどうやって弐大を殺したんだ？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メロン | 作成日時：2024年2月14日 7時
