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Aside
〈学級裁判場〉
九頭龍「まずは凶器をハッキリさせるか･･･」
左右田「凶器なら現場にドンと落ちてたろ！」
終里「･･･あの柱だな」
左右田「じゃなくてハンマーだよ！犯人は現場に落ちてたハンマーで･･･弐大を”滅多打ち”にしたんだ！」
日向「それは違うぞ！あのハンマーが凶器だとは俺には思えない」
左右田「思えよ！ なんで思えねーんだよ！」
日向「殺された弐大の体からは、人間の血のように”大量のオイル”が流れてたよな？」
A『ハンマーを凶器にして･･･弐大くんを滅多打ちにしたなら･･･そのハンマーにはオイルが付いてないとおかしいもん』
九頭龍「けど、あのハンマーはキレイなままだった･･･だから凶器としては考えられねーって話か」
左右田「そんなの･･･後で犯人がオイルを拭いたのかもしれねーじゃねーか･･･」
七海「･･･なんの為に？」
左右田「そりゃあ･･･ハンマーが凶器じゃねーって見せ掛ける為だよ･･･」
九頭龍「だったら、オイルだけ拭いても意味ねーだろ。怪しまれるのが嫌ならハンマーごと処分するはずだ」
終里「言うじゃねーか、チビッコギャング！」
九頭龍「チ、チビッコギャング･･････オレかっ！？」
左右田「･･････言っとくけど･･･オレはオメーらを試しただけだからなァ･･･」
田中「･･･時間の無駄だったようだ」
ソニア「では、弐大さんの殺害に使われた本当の凶器とはなんだったのですかね？」
九頭龍「あぁ、そいつが問題なんだよな･･･現場には他にそれらしい物なんてなかったからな」
七海「だったら、さっきと逆に考えてみたらどうかな？オイルが付いてないから凶器じゃない･･･」
A『逆にオイルが付いてる物が凶器って事だから･･･現場に倒れてたあの柱だね』
終里「だったら、弐大のおっさんはあの柱でぶん殴られたんだ！」
田中「あんな柱で殴られたら、ひとたまりもないが･･･筋肉操作で100%中の100%にでもならない限りあれを凶器とするのは不可能だッ！」
終里「な、なんでだよ･･･？」
日向「終里だって･･･俺とAと一緒に試しただろ？」
終里「あぁ･･･確かにあの柱はクソ重かったな･･･だけど、それを持ち上げられそうなヤツが1人だけいたはずだ！」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月14日 7時
