✿598 ページ34
日向side
〈マスカットタワー〉
日向｢イチゴ回廊に繋がるはずの扉じゃないなら、残された可能性は1つしかない･･･俺達が入って来たあのブドウ回廊の側の扉”じゃないのか？｣
狛枝｢ま、そう考えるのが当然だよね。だったら試してみようか｣
日向｢試すって･･･でも、どうやって？｣
狛枝｢連絡エレベーターでストロベリーハウスに行ってイチゴ回廊からストロベリータワーへと入るんだよ･･･｣
A『でも･･･イチゴ回廊のスイッチは壊されてたから･･･入るのは無理なんじゃ･･･』
狛枝｢そんなの修理すればいいだけだよ。こっちには”超高校級のメカニック”がいるんだし｣
左右田｢い、いや、それなんだけどよ･･･イチゴ回廊の扉に関しては修理に部品が必要でさ･･･部品が足りねーのはどうしようもねーって｣
狛枝｢修理に必要な部品なら、ここにいくらでもあるじゃん｣
左右田｢･･･え？｣
狛枝｢壊れた弐大クンのパーツだよ。探せば修理に使える部品くらいはあるんじゃない？｣
A『ま、待って･･･死んだ弐大くんの部品を･･･修理に使うって事･･･？』
狛枝｢リサイクルってヤツだよ！ガラクタとして処分するよりはずっとマシでしょ！｣
日向｢ガ、ガラクタだって･･･？｣
狛枝｢で、どうなの左右田クン？可能か不可能かで答えてくれるかな？｣
左右田｢確かに･･･ここの部品が使えるなら･･･あのスイッチは直せるかもしんねーけど･･･｣
日向｢だから待てって！そもそも、スイッチを直したとしても、内側のチェーンはどうするんだよ？｣
狛枝｢･･･チェーン？｣
日向｢見ろよ･･･イチゴ回廊に繋がる扉は、内側からもチェーンで鍵を掛けられてるんだぞ？｣
狛枝｢そんなの気にしなくても大丈夫だよ｣
日向｢･･･は？｣
結局･･･狛枝と左右田はイチゴ回廊のスイッチを直す為、マスカットタワーから去っていった
九頭龍｢あいつ･･･なんかあったのか？やけにピリピリしてるみてーだったけどよ｣
七海｢･･････さぁ？｣
九頭龍｢あ、そう言や･･･オレもあいつから妙な事を頼まれたんだ･･･両方の建物にある時計をすべて調べて欲しいって言ってたな｣
日向｢･･･時計を？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メロン | 作成日時：2024年2月14日 7時
