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日向side
〈マスカットタワー〉
左右田「どうやら・・・頭部のダメージが原因みてーだな・・・」
日向「・・・え?」
左右田「弐大の死因・・・いや故障の原因だよ・・・ま、とりあえず胸とか簡単に分解してみたぞ。これで何かわかる事があるんじゃねーのか?」
日向「そういう事なら・・・もう1度、弐大の死体を調べておかないとな」
A『うん・・・』
俺達はもう1度弐大の死体を調べると・・・
A『あ、胸から出てるこの時計って・・・電波時計だね』
日向「時計の針は”7時30分”付近を指したあたりで止まってるな・・・」
A『時計のアラームも7時30分に設定されてるから・・・この時計はアラームと同時に壊れたって事なのかな?』
日向「・・・よく考えたら、7時30分っておかしいよな?だって、俺達はモノクマ太極拳の為に、7時ちょっと前にマスカットタワーに来たはずだ」
A『でも・・・弐大くんの時計って・・・狂う事のない正確な時計だったよね?』
正確な時計か・・・だとすると・・・この時計が7時30分を指したところで、壊れてる理由って・・・?
・・・ん?なんだあいつ・・・弐大の死体の前にしゃがみ込んで
しかも睨み付けるような目付きで・・・
狛枝「まったく・・・最低だね・・・」
日向「・・・えっ?」
狛枝「ねぇ・・・A・・・」
A『ど、どうしたの?』
狛枝は弐大の死体から何かを持ち・・・Aに近付いた
狛枝「こんな大事な手掛かりを見逃すなんて・・・まったくもって最低だよ」
A『ごめん・・・なさい・・・』
日向「おい・・・何の話だよ?」
狛枝「倒れた柱の破片から、こんな物が出て来たんだよ・・・」
日向「こ、これって・・・ドアノブか?」
そのドアノブは根元のネジから外れていた
狛枝「よっぽど強い力でやらないと、こうはならないはずだよ」
A『・・・付け根の部分に・・・何かが擦れたような跡もあるね』
狛枝「でも、妙だと思わない?マスカットタワーの奥の扉を見る限りドアノブなんて壊れてないよね?」
日向「そう言えば・・・そうだな・・・」
狛枝「だとすると・・・このドアノブってなんだろうね?」
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作者名:メロン | 作成日時:2024年2月14日 7時