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日向side
〈マスカットハウス2階 ラウンジ〉
狛枝｢そうだね、ボクはまだ現場すら見てないし･･･それにそろそろストロベリーハウスのみんなもこっちに来る頃かもしれないし･･･行こっか、A｣
狛枝はAの手を引いた
日向｢待て･･･これ以上Aを振り回すな｣
俺もAの手を引いた
A『日向くん･･･』
狛枝｢超高校級の才能がないキミがAと釣り合うと思ってるの？｣
日向｢･･････｣
確かに･･･才能がない俺にはAと一緒にいる資格がない･･･
狛枝｢才能がないと･･･反論もできないんだね。じゃあ行こうA｣
俺は手を離してしまった次の瞬間･･･
A『わ、私･･･日向くんと七海ちゃんと･･･捜査する！』
Aは狛枝の手を離し･･･俺の手を握っていた
Aside
狛枝｢ボクとの”約束”忘れたの？｣
A『忘れた訳じゃない･･･！』
狛枝｢じゃあ･･･どうして？｣
A『私があの時･･･凪斗の傍にいたように･･･今は･･･日向くんの傍に寄り添いたい･･･』
狛枝｢そっか･･･Aはまたボクから離れるんだね｣
A『･･･！』
日向＆七海｢？｣
2人には聞こえなかったみたいだけど･･･私には聞こえた
狛枝｢ボクは先に行くね。またねA｣
凪斗はラウンジから出て行くと同時に･･･私は膝から崩れ落ちてしまった
日向｢だ、大丈夫か！？｣
A『ま、巻き込んじゃって･･･ごめんね』
七海｢A･･･狛枝くんの何があったの？｣
A『ただの･･･喧嘩だから･･･気にしないで大丈夫だよ』
日向(ただの喧嘩には見えなかったけどな･･･)
七海｢そっか･･･｣
A『･･･日向くん･･･一緒に行こ？』
日向｢でも･･･俺とAじゃ釣り合わない･･･｣
A『釣り合うとか･･･釣り合わないとか関係ない！私は･･･日向くんと一緒にいたいの！』
日向｢！｣
A『でも、日向くんが･･･私と一緒だと嫌な気持ちになるなら･･･』
日向｢そんな訳･･･ないだろ！｣
日向くんは私の両肩を掴んだ
七海｢じゃあ･･･そろそろ私達も行こっか｣
A『うん！』
日向｢あぁ！｣
そして私は日向くんと手を繋ぎ･･･ラウンジを出て行った
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月14日 7時
