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日向side
〈マスカットハウス2階 ラウンジ〉
お、俺は･･･なんの才能もない･･･正真正銘･･･ただの平凡な高校生･･･？
狛枝｢可哀想に･･･ショックだったんだね？自分だけが”特別に”才能がないって事を知って･･･でもさ、これで日向クンが疑われる理由はなくなったよね｣
日向｢･････････｣
狛枝｢だけど･･･日向クンでもないとなると、その”裏切り者”って誰の事なんだろうね？｣
日向｢･････････｣
狛枝｢･･･ねぇ、聞いてる？｣
A『凪斗。裏切り者の正体･･･気になるのはわかるけど･･･今回の事件には関係ないでしょ？』
狛枝｢･･･あれれ？｣
A『そしてこれ以上･･･日向くんを傷付けないで』
狛枝｢･････････｣
七海｢それと今はメカ弐大くんの件の方を優先すべきだよ。どっちにしろ･･･学級裁判を生き残れなかったら、みんなまとめて殺されちゃうんだし･･･｣
狛枝｢わかったよ･･･今はやめておこうか｣
七海｢で、狛枝くんとAはファイナルデットルームをクリアしたなら･･･”オクタゴン”にも行ったんだよね？｣
狛枝｢もしかして”極上の凶器”の事？わかったとしても･･･言う必要があるのかな？｣
日向｢･･･え？な、なんだよ･･･それ･･･？｣
狛枝｢あの部屋をクリアしたのはボクとAなんだし、そこで得た手掛かりをどう使うかはボク達の自由でしょ？｣
日向｢だからって･･･Aはお前に合わせる必要ないだろ｣
狛枝｢あるんだよ･･･”約束”だからね｣
A『･･･！』
約束･･･？
狛枝｢じゃあAが辛くならないように1つだけ教えてあげるよ｣
オクタゴンと思われる場所には行った･･･
そしてそこには凶器に使えそうな物も並んでいたらしいが･･･
狛枝｢だけど、そこには”極上の凶器”と呼ぶに相応しい物は見当たらなかったよ｣
日向｢･･･ウソを付くな。ない訳ないだろ！｣
狛枝｢日向クンにそんな風に言われるのは心外だな。なんの才能もないキミのような人間にさ･･･｣
日向｢な･･･なんだって･･･ッ！｣
A『ま、待って！』
七海｢わかった、もういいよ。教えてくれないなら自分達でやるしかない･･･だったら、そろそろメカ弐大くんの捜査に戻ろっか｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月14日 7時
