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日向side

〈マスカットハウス2階 ラウンジ〉



狛枝「その前に・・・キミ達に教えておく事があるんだ」



日向「・・・教える? お前が俺達に?」



A『あ、そうだった・・・私達はストロベリーハウスでできる限り捜査したの・・・』



狛枝「まずは、その内容を教えておくよ。チャチャッと終わらせちゃおうか」



俺と七海は、ストロベリーハウスでの捜査結果を聞かされた



これはこれで重要な話だったな・・・



特に、あの地響きの音をストロベリーハウスのみんなも聞いてたとはな・・・



でも・・・その前の掛け時計のアラームってのは、なんなんだ?



それに・・・イチゴ回廊の扉のスイッチが壊されてる件もやっぱり気になるな・・・



狛枝「それと・・・もう1つ言っておかなきゃいけない事があるんだけどさ・・・ボクとAはクリアしたんだよ!ファイナルデットルームをね!」



日向「・・・えっ!?」



七海「命懸けのゲームを・・・やったの?」



A『・・・うん』



日向「A!」



A『自分勝手で、ごめん・・・なさい・・・』



狛枝「・・・・・・命懸けのゲームなんて大袈裟な事はなかったよ?ちょっとした脱出ゲームと、ロシアンルーレットでお終いだったからね」



日向「・・・ロシアンルーレット?」



七海「6発の弾倉に1発だけ弾を入れて、それを自分に向けて引き金を引く度胸試しだけど・・・本当にやったんだ」



狛枝「あぁ、やっぱりそうだったんだ・・・実はさ弾倉から抜く弾が1発だと勘違いして・・・それでやっちゃったよ」



日向「そ、そんなの・・・生き残る可能性がたったの6分の1しかないじゃないか・・・!」



狛枝「でも、こうして生き残った・・・ま、ボクの取り得なんて運の良さだけだからね」



七海「Aも6分の1のロシアンルーレットやったの?」



A『・・・うん』



七海「無事で良かった」



A『ごめんね・・・』



七海「ううん、命を張るくらい・・・Aには知りたい事や守りたいものがあったんでしょ?」



A『・・・うん』



日向「・・・!」

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作者名:メロン | 作成日時:2024年2月14日 7時

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