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Aside
〈ストロベリーハウス1階〉
でも左右田くん･･･道具もなしで修理って･･･大変じゃないかな･･･？
あ、そうだ･･･
A『ねぇ凪斗･･･左右田くんに”あれ”を渡せばいいんじゃないかな？』
狛枝「あれって･･･これの事？」
凪斗はポケットからツールナイフを取り出した
左右田「こ、これってツールナイフか！？こんなモンどうしたんだよッ！？」
狛枝「持ってたんだよ･･･遊園地の島に来る前からね。新しい島を冒険するんだから、Aを守る為にこれくらいの装備は当たり前でしょ？」
左右田「オメーみてーなヤツが･･･ずっと･･･こんな危ないモン持ち歩いてたとはな･･･」
狛枝「え？ どうかした？」
左右田「な、なんでもねーよ･･･！」
A『これで少しは修理するのが･･･楽になるんじゃないかな･･･？』
左右田「はい！ありがとうございます！」
A『凪斗もありがとね･･･左右田くんに渡してくれて･･･』
狛枝「Aの為にやっただけだよ･･･左右田クン、このナイフを貸す代わりにボクの頼みを聞いて貰ってもいいかな？」
左右田「･･･頼み？」
狛枝「そのツールナイフには”コンパス”が付いてるんだけどさ･･･直した連絡エレベーターに乗った時、コンパスがどう反応するか見ておいて欲しいんだ」
左右田「･･･な、なんだよそれ？」
A『私からもお願い！この建物と連絡エレベーターの関係性を知る為にはどうしても必要な情報なの･･･』
左右田「よ、よくわかんねーけど･･･コンパスを確認するくらいなら･･･いいっすよ！」
A『ありがとう！左右田くん』
狛枝「良かった･･･じゃあ、後はよろしくね」
〈イチゴ回廊〉
私達はイチゴ回廊へ行き、ボタンを確認した
A『これは･･･開かないね』
狛枝「確か･･･この扉って、タワーの内側からも、チェーンで封鎖されてるんだったよね？」
A『うん･･･チェーンでぐるぐる巻きされてて、南京錠まであったよ』
狛枝「でも、内側からも外側からも鍵を掛けるなんて、随分と厳重だな･･･ちょっと不審なくらいにね」
A『うん･･･』
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月14日 7時
