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Aside
〈ストロベリーハウス2階 ラウンジ〉
A『ずっとラウンジにいたって事だね･･･』
狛枝「でもさ･･･その間ずっと何してたの？まさか、今までの事を色々と思い出して、こっそり涙してた･･･訳じゃないよね？」
九頭龍「･･･なッ！？」
狛枝「･･･あれ？ まさか当たっちゃった？」
九頭龍「･･･んな訳ねーだろ、ボケッ！ぜ、全然当たってねーよ！！」
狛枝「ゴメン、ゴメン！ そうだよね！」
A『ごめんね九頭龍くん。凪斗が変な事言っちゃって･･･』
九頭龍「べ、別に･･･//」
九頭龍くんは私から目を逸らした
A『･･･？』
私は九頭龍くんの視界に入ろうとしたけど･･･すぐに逸らされちゃう･･･
私、何かしちゃったかな･･･？
狛枝(わかりやす･･･)
ま、まあ･･･今は捜査･･･捜査
狛枝「･･･みんなが的確な情報を教えてくれたお陰で、だんだん状況が掴めてきたよ･･･」
A『1回時系列で並べて･･･情報を整理しよっか･･･』
狛枝「そうだね」
1 ”今朝の5時”に九頭龍くんが弐大くんを目撃している･･･その時に弐大くんは1階に下りていった
2 ”5時30分”にラウンジの掛け時計のアラームが鳴った。すると、客室で寝ていた凪斗以外の2人がラウンジに残っていた九頭龍くんの元に集まった
3 その直後によくわからない地響きの音が聞こえてきた
田中「今となって考えてみれば･･･あの地響きの時に弐大の身に何かあったのかもな」
狛枝「だとすると･･･あれは、弐大クンの断末魔の叫びでもあったんだね」
左右田「待てよ･･･あの音が鳴った時に弐大が死んだって事はよォ･･･オレらにはアリバイがあるって事じゃねーか？」
狛枝「･･･アリバイ？」
左右田「だって、あの地響きの音が聞こえた時、オレらはラウンジに集まってたんだぜ？あの時、犯人が弐大を殺したなら、オレらにはアリバイがあるって事だろ！」
九頭龍「ま、確かにそうなるかもな」
狛枝「ねぇ、A･･･そう言い切るのはまだ早いよね？」
A『うん･･･まずは、あの地響きの音の謎を解かないと･･･確かな事は言えない･･･』
狛枝「地響きの音か･･･何か重い物が倒れたのかな？」
A『･･･！』
わかった･･･弐大くんの死因が！
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月14日 7時
