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狛枝side
〈ストロベリーハウス2階 ラウンジ〉
九頭龍「しばらく様子を窺ってたんだが、結局、何かある訳でもなかったし･･･それに･･･どいつもこいつも弱ってたからな･･･いったん部屋に帰る事にしたんだ」
狛枝「ふーん、そっか･･･」
A『凪斗、これ･･･すごく重要な手掛かりなんじゃない？』
狛枝「うん、お陰で怪しい人物が1人浮かび上がったしね･･･」
田中「･･･誰の事だ？」
狛枝「･･･もちろん、ボクだよ」
左右田「はァ！？」
A『え･･･？』
狛枝「だってさ･･･おかしいと思わない？みんなが部屋から出て来たほどのアラームに、ボクだけが気付いてないなんてさ･･･」
九頭龍「おい、そうやって自分を疑わせて･･･オレらやAを引っかき回そうとしてんじゃねーだろうな？」
狛枝「そんな事しないよ･･･今のところはね」
左右田「その”今のところ”ってのが不安なんだよ！」
とにかく･･･Aの言う通り今の話がとても重要な手掛かりなのは、間違いなさそうだ･･･
最初に聞こえた”掛け時計のアラーム”に･･･
その後に聞こえた”地響きの音”か･･･
さて、これらの音は、今回の事件にどう関係してくるのかな？
じゃあ次は九頭龍クンの話を聞かないとね･･･
Aside
私達は九頭龍くんに語りかけた
狛枝「ねぇ、九頭龍クンは、明け方に弐大クンを目撃したって言ったよね？」
A『その時の事を･･･詳しく教えてほしい･･･』
九頭龍「おう･･･昨日は空腹のせいでずっと寝らんなくてよ･･･」
九頭龍くんは朝かと思い･･･ラウンジに時間を確認しに行ったみたい
九頭龍「結局、まったくの見当外れで、まだ”朝の5時くらい”だったんだが･･･そん時にドアが閉まる音が聞こえて･･･顔を出したら、1階に下りてこうとしてる弐大の後ろ姿が見えたんだ」
左右田「けど、朝5時なんて･･･どうして弐大はそんな時間に出てったんだ？」
九頭龍「オレもそれが気になってな･･･だから、しばらくラウンジでボーっとして、なんとなく帰りを待ってたんだが･･･」
弐大くんが戻って来る前に、ラウンジの掛け時計が鳴り出してしまったらしい
A『じゃあ、九頭龍くんは･･･弐大くんを見かけてからそのアラームが鳴るまで･･･』
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月14日 7時
