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狛枝side
〈ストロベリーハウス 2階 ラウンジ〉
左右田｢･･･へ？マジで？｣
九頭龍｢･･･明け方くらいだったかな。オレは1階に降りていくあいつを見かけたんだよ｣
田中｢マスカットタワーに向かう弐大の姿を目撃した･･･という事か？｣
左右田｢その明け方っていつだ？あの”地響きみてーな音”より前か？｣
狛枝｢え？ 地響きって？｣
A『左右田くんも･･･地響きみたいな音を聞いたの？』
左右田｢はい！もしかして･･･Aさんも？｣
A『私は･･･聞こえなかったんだ･･･でも、あかねと日向くんは聞き覚えあったみたいなの』
狛枝｢ボクも聞こえなかったよ｣
九頭龍｢Aはあれとして･･･狛枝、テメーは聞いてるはずだぜ･･･ラウンジの掛け時計が”鳴った直後”に、地響きみたいな音をな｣
狛枝｢そもそも･･･掛け時計なんて鳴ったっけ？｣
左右田｢それも気付かなかったのか！？マジかよ、かなりデケー音だったぞ！？｣
狛枝｢あれ･･･変だなぁ･･･？｣
うーん･･･なんだか微妙に話が噛み合ってない気がするけど･･･
ま、しょうがないか。ボクみたいなクズの話と噛み合う訳がないよね
それはそうと･･･ふふふ。Aと一緒なんて･･･興奮するな･･･
A『･･･？』
左右田｢うおおおい！！なにAさんに抱きついてんだこの変態！｣
狛枝｢別にいいでしょ｣
それに･･･興味深い展開になってきたみたいだ
狛枝｢ねぇ、左右田クン･･･良かったら教えてくれないかな？さっきから話してる”地響き”とか”掛け時計が鳴った”とかってなんの話？｣
左右田｢オメー･･･マジで知らねーのかよ？｣
A『ごめんね･･･左右田くん。私も知らないから”地響き”の事、教えてほしいな･･･』
左右田｢わかりました！教えましょう！｣
狛枝｢ありがとう！ 左右田クンって優しいんだね！ボクとAの為にわざわざ説明してくれるなんて！｣
左右田｢勘違いすんなよ！オレはAさんの為だけに教えるだけだ！･･･昨日の夜･･･オレが部屋ですやすや寝てたらスゲー音が聞こえてきたんだよ｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年2月14日 7時
