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日向side
〈学級裁判場〉
七海「･･････」
A『ごめんね･･･まだ･･･』
左右田「Aさんが謝る事じゃないですよ！」
犯人が当初から計画していたトリックか･･･
多分、後一歩ってところまで来てるはずなんだけど･･･
狛枝「･････････」
日向「なぁ、狛枝･･･お前は何か心当たりないのか？」
狛枝「･････････」
左右田「おい、いつまで黙ってんだよ･･･！」
狛枝「あ、喋っていいの？」
日向「で、どうなんだ･･･？」
狛枝「ずっと考えてたんだけど、やっと結論が出たよ･･･澪田さんはやっぱり自·殺なんかじゃない！」
終里「･･･は？ なんの話してんだ？」
狛枝「死んだ振りをしつつ偽装工作をした可能性なら、あるんじゃないかと思ってたんだけど･･･でも思い出したんだ！澪田さんの足の裏には血痕が付いてたんだよ」
A『あ･･･！そっか･･･もし唯吹が死んだ振りをした後で偽装工作の為にライブハウスを歩き回ったら･･･その”血痕付きの足跡”がライブハウスに”残っちゃう”はず･･･だよね』
狛枝「Aの言う通りだよ。だから死んだ振りをしてたとは考えられないんだ！澪田さんが自·殺ってのはあり得ないんだよ！」
九頭龍「あのな･･･その話はとっくに終わってんだよ」
狛枝「･･･え？ そうなの？これは笑って誤魔化すしかないみたいだね･･････ははっ」
左右田「マ、マジかよ･･･役立たずにも程があんだろ･･･！」
日向「･･････」
いや･･･ちょっと待てよ
澪田は足の裏の血痕があるから、あのまま歩いたら足跡が残るはず･･･？
A『日向くん･･･やっぱり私達が見た映像って･･･』
日向「おかしいぞ･･･！」
罪木「お、おかしいって･･･何がですか？」
そうか･･･終わった話なんかじゃなかったんだな･･･
むしろ、あの足跡には･･･俺達が見落としてた重要な手掛かりが残ってたんだ
Aと狛枝が言ってたように、あの足のまま歩いたら足跡が残るはずなのに･･･
だったら、どうして･･･あそこにはその足跡が残ってなかったんだ？
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作者名：メロン | 作成日時：2024年1月23日 21時
