希望の少女は偽りますXII

❀20 ページ40

Aside

〈Aのコテージ〉



私は今日･･･みかんちゃんと遊ぶ約束をしていた



「ピンポーン･･･」



A『はーい･･･いらっしゃいみかんちゃん！』



罪木「お、お邪魔しますぅ･･･」



A『ごめんね･･･お菓子とか用意すれば･･･良かったね』



罪木「いえ、大丈夫ですよ。あ、あの･･･最近見つけた面白い本って･･･？」



遡る事 数時間前･･･



〈レストラン〉



「コツコツ･･･」



罪木「お、おはようございますぅ･･･」



A『あ、みかんちゃん･･･おはよう』



もしかして･･･みかんちゃんなら･･･一緒にやってくれるかも･･･！



A『ねぇ、みかんちゃん･･･この後私のコテージに来てくれないかな？』



罪木「ええええ！？いいんですかぁ？」



A『うん！最近面白い本を見つけてね･･･私1人じゃ寂しいから一緒に読んでほしいな･･･って』



罪木「も、もちろんですぅ！」



A『ありがとう！』



という訳で･･･今に至ります



A『それは･･･これだよ』



私が取り出した本には「友達と一緒にやろう！恋愛心理テスト5選」と書いてある



罪木「恋愛心理テスト･･･ですか？どうして･･･急に？」



A『友達と恋バナをする･･･それを昔からやってみたかったんだよね』



罪木「うふふ･･･私もやってみたかったです」



A『よし･･･じゃあ思いっきり楽しもう！さっそく始めよっか･･･』



罪木「はい！」



私達は恋愛心理テストの本を一緒に開いた



Q1 新生活が始まり、あなたは見知らぬ土地に1人で生活する事になりました。最初にメールを送る相手は次のうち誰でしょう


1：父親
2：母親
3：恋人
4：友達



罪木「私は･･･こ、恋人ですかねぇ･･･」



A『うーん･･･私は･･･友達かな･･･』



罪木「じゃあ、次のページをめくりますね」



A『うん！』

❀21→←❀19

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す