希望の少女は偽りますXII (ページ36)

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日向side

〈モノクマロック〉

エレベーターで地上に出るのと同時に、俺達は駆け出していた･･･

日向「･･･急ぐぞ、最初の島の砂浜だ！」

終里「おっしゃ！走んぞッ！！」

体も心も疲れ切っているはずなのに、不思議と体は軽かった

最初の島の砂浜に向かって、俺達は休む事なくひたすら走り続けた

〈砂浜〉

日向「どこだ･･･弐大はどこにいるんだ？」

終里「おーい、弐大ー！返事しろー！」

ソニア「迎えに参りましたよ！さぁ、隠れてないで早く出て来るのです！」

声を張り上げるあたりを見回すまた、声を張り上げるまた、あたりを見回す

全員でそれを繰り返しながら、あいつの姿を捜しただけど･･･

左右田「な、なんだよ･･･どこにもいねーじゃねーかよォ･･･！」

九頭龍「まさか･･･またモノクマにガセネタを掴まされたか？」

･･･と、その時だった

俺達は砂浜に響き渡る懐かしい声を耳にした

弐大「ガーハッハッハ！！どうしたぁ！？ワシを捜しておるのかぁ！？」

ソニア「こ、この声って！」

ありったけの期待と共に、声が聞こえた方向に目をやった俺達は･･･

そこで･･･とんでもない物を目にする事になった

日向「･･････え？あれ？」

弐大「おおぅ！待たせたなぁ！」

ソニア「･･････」

弐大「おいおい、どうしたどうしたぁ！？まさか、久しぶりだからって、ワシの顔を忘れたんじゃねーだろうなぁ！？そりゃあ寂しいぞぉ！ガーッハッハッハッハ！！」

終里「･････････えーっと･････････誰だ？」

弐大「無ッ？お前さんまでどうしたぁ？ふざけとると･･･もうアレしてやらんぞぉ！」

七海「えっと･･･弐大くん？それって･･･自分で気付いてる？」

弐大「ワシの”この体”の事かぁ！？ガーハッハッハ！こんなモン大した事じゃないわいっ！ワシの名前は弐大猫丸じゃあ！地獄の淵から蘇って参ったぞおおおおっ！！」

ソニア「あ･･･あ･･･ああああ･･･きゃああああああああああ！！」

弐大「･･･ん？お前さん達･･･Aはどうしたんだ？」

日向「･･･え？」

ソニア「た、確かに･･･いませんね･･･」

七海「嫌な･･･予感がするよ･･･」

A･･･今どこにいるんだ･･･？