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Aside
〈学級裁判場〉
罪木「あははっ、もちろん知ってますよ！」
日向「それって･･･誰なんだ？」
罪木「えっと･･･みんなの中にいる未来機関の手先･･･その正体は･･･ま、誰でもいいんじゃないですか？」
左右田「いい訳あるかぁッ！！」
罪木「焦らなくても･･･どうせすぐにわかりますってぇ。多分･･･あのカウントダウンが終わる頃にはね」
カウントダウン･･･もしかして･･･！
日向「お前は･･･あれの事も知ってるのか･･･！」
罪木「知りませーん」
日向「･･･え？」
罪木「なんとなくわかるような気もするけど、ま、どうでもいいじゃないですかー？私にとっては･･･何もかも心底どうでもいいんですぅ」
ソニア「つ、罪木さん･･･っ！あなたは本当に罪木さんなのですか！？」
日向「お、俺は信じないぞ･･･！お前が元からそんなヤツだったなんて･･･そんなの絶対に信じない･･･」
A『そう･･･だね･･･もしそうだとしたら･･･私達が今まで一緒に過ごしてきた貴方は･･･なんだったの･･･？』
罪木「うふふふふふふ･･･いいですね･･･あいするひとの絶望した顔は･･･溜まりませぇん♡♡♡」
A『え、えっと･･･』
罪木「･･･ただの過去ですよ」
日向「･･･か、過去？」
罪木「あれは”学園生活の記憶”を失った、過去の私･･･それにあなた達が受け入れてくれるのは過去の私であって、今の私じゃない･･･うふふ、Aさんは別ですけどね」
日向「そ、そんな･･･！」
罪木「それは･･･あなた達にも言える事ですけどね。ある人の記憶や･･･ある期間の記憶･･･何であろうと”記憶を失う”という事は･･･それって自分自身を失うって事なんですよー」
”記憶”こそが人を構成する最大の要素･･･
じゃあ･･･今の私達も･･･”ただの過去”でしかないって事･･･？
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作者名：メロン | 作成日時：2024年1月23日 21時
