希望の少女は偽りますXII

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Aside

〈学級裁判場〉



そして、次に犯人が行ったのは、会議室で使用した”監視カメラ”の処分だった



犯人は持ち出していた監視カメラを壊して、現場にあった監視モニターの残骸に”混ぜた”んだよ



犯人が使った監視カメラは、元々ライブハウスから持ち出した物だけど･･･



犯人はそれを持ち出す際に、モニターの方だけを”壊して”おいた･･･



そこにカメラだけがないという事実を隠す為にね･･･



そして、最後に犯人は現場の”密室化”を行った



倉庫にあった”ドラムスティック”を折って、ライブハウスの入口付近に置いて･･･



ライブハウスが内側から封鎖されたと私達に”ミスリード”させる為の物だったんだよ



実際にライブハウスを密室にしたのは･･･”接着剤”だったの



犯人は”接着剤”でドアを固定し、わざと”強引に開けられる密室”を作り出した･･･



こうして、現場での工作をすべて終えた犯人は九頭龍くんや七海ちゃん、日向くん、私と合流し･･･



自分で封鎖したライブハウスの扉を、日向くん達と一緒にこじ開けて･･･



唯吹と、突然現れたひよこちゃんの死体を”私達に発見させた”んだよ



日向「その時は、驚いた振りをしていたけど･･･内心では計画が上手くいった事に･･･」



A『きっと･･･胸をなで下ろしていたはず･･･だよ』



日向「そうなんだろ、”罪木”！」



A『これが貴方の仕組んだ犯行なんでしょ？』



罪木「･･･ふふ。ふふ。ふふ。うふふふふふふふふふふふふふふ･･･っ！」



左右田「うおッ！ こ、今度は笑ってんぞ！？」



罪木「あふぅ･･･とーっても懐かしいですぅ･･･この感じ･･･よーく知ってますよ･･･足元が崩れて･･･空が丸ごと落ちていくような･･･この絶望感ッッ！！」



ソニア「つ、罪木さん･･･！あなたは本当に･･･どうなさったのですか･･･！」



モノクマ「どうやら議論の結論が出たようなので、毎度お馴染みの投票タイムといきましょうか！では、オマエラはお手元のスイッチを押して投票してくださーい！」



みかんちゃん･･･どうして･･･どう･･･して･･･なの･･･？



私はスイッチを押しみかんちゃんに投票してしまった

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