希望の少女は偽りますXII

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Aside

〈学級裁判場〉



田中「･･･何ッ！？」



罪木「あの･･･見立てが不十分なのはわかりますけど、さすがに飛躍し過ぎじゃないですかねぇ･･･」



七海「見立ての不十分さだけじゃないよ。他にも不自然なところがあるからそう言ってるんだよ」



終里「不自然なところって･･･なんだ？」



A『たとえば･･･ひよこちゃんがどうしてライブハウスに行ったのか･･･とかかな』



日向「そこに･･･あの殺人の真相が隠されてるって事か？」



左右田「つっても、見当も付かねーけどな」



田中「だが･･･なかなか楽しくなってきやがったな！破壊神暗黒四天王もたぎっているぞ･･･！」



ひよこちゃんがどうしてライブハウスに行ったのか･･･



それが真相に辿り着く為の鍵だから･･･



絶対に突き止めなきゃね･･･！



私達は再び議論を始めた



罪木「西園寺さんがどうして･･･ライブハウスに行ったかなんて･･･そんなのわかる訳ないですよぉ！」



九頭龍「犯人に”呼び出された”んじゃねーか？」



終里「それが違うってんなら･･･犯人に”連れ去られた”とかかもな！」



ソニア「いえ、もしかしたら･･･”ご自分から向かった”のかもしれません･･･」



日向「それに賛成だ！･･･ソニアの言う通り、あいつは自分の意思でライブハウスに向かったんだ」



ソニア「やはり･･･そうですよね」



九頭龍「どうして自分から行くんだよ？誰かに呼び出されたとかじゃねーのか？」



A『ひよこちゃんは、絶望病を警戒するあまり、みんなの事を避けて部屋に閉じこもってたんだよ？』



七海「そんな人が誰かに呼び出されたからって、ほいほい外出するとは考えられないんじゃないかな」



終里「連れ去られたってのは･･･なんでねーんだ？」



日向「西園寺は泊まってた部屋に、ちゃんと鍵を掛けて外出してたんだぞ」



左右田「無理矢理連れ去られたとしたら、部屋に鍵なんて掛けるヒマはねーってか･･･」

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