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Aside
〈学級裁判場〉
罪木「で、でもぉ・・・私は本当に・・・犯人なんかじゃないんですよ・・・?」
日向「・・・・・・本当に違うのか?」
罪木「ふえぇ!?」
終里「い、いい加減にしろよ!もういいって言ってんじゃねーか!」
日向「・・・いい訳ないだろ!!」
終里「・・・ッ!」
日向「俺だって・・・こんな事したくない・・・!そんなの当たり前だろ・・・!だけど・・・やるしかないんだよ・・・!」
終里「な、仲間を信じらんねーのかよ・・・」
日向「そうじゃない! 信じたいからこそ疑うんだ!」
終里「な、なんだよそれ・・・!」
七海「あのね・・・「信じる事」と「疑う事」って、きっと反対の意味じゃないと思うんだ」
終里「・・・あ?」
A『うん・・・疑いもするけど・・・それでも信じたい。その先にあるのが「信じる」って気持ちなんだよ』
七海「だって・・・疑う余地のないハッキリしている事なら、信じる必要だってないでしょ?」
終里「む、難しい事言うなよ・・・オレには・・・よくわかんねーよ・・・」
A『・・・誰かを信じる為にはね・・・「疑う」って事を乗り越えなきゃいけないの・・・』
七海「「疑う」事を破棄した「信じる」事なんて・・・そんなのただの嘘っぱちだよ」
終里「・・・ちっ。わーったよ・・・じゃあ好きにしろ。オレはもう止めねーよ」
罪木「・・・・・・は? なんですかそれ?あぁ、そうやって・・・結局は私をいじめるんですね?」
詭弁で自分を正当化して・・・
自分は悪くないみたいに言い訳して・・・
罪木「み、みんなそう・・・いっつもそう・・・そんなのもうたくさんっ!もう、たくさんなんですよぉぉぉぉぉっ!」
九頭龍「お、おい・・・罪木・・・?」
罪木「ずるいよ・・・ずるいずるいずるいずるいよぉ・・・どうして許してくれないんですかぁ!自分のやった事は・・・すぐに許しちゃうクセにぃ・・・!」
A『みかん・・・ちゃん?』
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作者名:メロン | 作成日時:2024年1月23日 21時