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日向side
〈学級裁判場〉
狛枝「”病気だったボク”と終里さんは除外だよね？」
終里「で、他の連中はどうなんだ？」
左右田「朝のアナウンスより前なんて･･･まだモーテルの部屋で”寝てた”っつーの！」
七海「モーテルにいたみんながそうだと思うよ？」
九頭龍「モーテル組は揃ってアリバイなしか！」
左右田「そっちはどうなんだよ･･･？」
九頭龍「オレはちゃんと”自分のコテージ”にいたぞ」
田中「それではアリバイにはならん！」
ソニア「病気で寝込んでいたお2人以外に･･･”全員にアリバイがない”となると･･･」
A『それは違うよ！･･･待ってくださいソニアさん。アリバイがないのは全員じゃないんです』
日向「実は･･･俺とAと罪木にはアリバイがあるんだよ」
ソニア「お、お3人にアリバイが･･･？」
次の瞬間･･･
A『･････････』
Aは俯いてしまった
狛枝「･････････」
日向「･･･例の首吊り映像を見る直前まで、俺とA、そして罪木はしばらくずっと一緒だったんだ」
罪木「わ、私は朝だって一緒に起きたんですよぉ！」
左右田「オィィ！ どんなシチュエーションだァ！？」
罪木「えへぇ･･･うっかり日向さんの上に乗ったまま、寝ちゃいましたぁ･･･」
七海「･･････ごちそうさま」
日向「そ、そうじゃない！狛枝の症状が回復したのを教えに来てくれただけだ！」
狛枝「みんなの為に一応聞くけどはAは･･･日向クンのコテージに向かうまで何してたの？」
A『･････････』
Aは答えなかった
･･･どうしたんだ？
狛枝「A･･･答えて」
狛枝は自分の席から離れAの元へ行き･･･
Aの顔を上げた
A『･･･みかんちゃんが中々帰って来なくて･･･心配だったから走って日向くんのコテージに向かったよ･･･』
狛枝「そっか･･･ありがとう」
狛枝はAの頭を撫でた後、自分の席へ戻った
罪木「そしてAさんと合流し、そのまま3人で病院に向かったので、アナウンスが聞こえる直前まで一緒だったんですぅ･･･」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年1月6日 2時
