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Aside
〈学級裁判場〉
田中「大体、西園寺が殺された時、澪田の足はまだ地面に付いてたと言うが・・・千里眼如きも使えぬ下等生物共に、なぜそんな事がわかるッ!?」
七海「下等生物・・・?」
七海ちゃんが怒ってる・・・
A『え、えっとね・・・唯吹が地面に足が付いてないとできない事をしてたからだよ』
田中「貴様らには痛々しい妄想癖があるようだ!」
左右田「・・・オメーが言うか!?それにAさんは下等生物なんかじゃねぇ!」
このままだとキリがない・・・
まずはひよこちゃんが殺された時の唯吹の状態を
ハッキリさせた方がいいね
私達は再び議論を始めた
七海「西園寺さんが死んだ時・・・」
A『唯吹の足は”地面に付いてた”んだよ』
田中「その根拠を提示しろと言っている!」
九頭龍「あいつが歩いてる姿でも見かけたか?」
ソニア「地面に足が付いていたという事は・・・”何かを踏んだ跡”でもありましたか?」
日向「それに賛成だ!・・・ソニアの言う通り・・・澪田は”あるモノ”を踏んでたんだ」
A『それは血痕・・・唯吹の足の裏には、薄っすらと血痕が付着してたんだよ』
ソニア「これは・・・澪田さんの血ではありませんよね?彼女には外傷がなかったですもんね?」
終里「だったら、西園寺の血って事か!」
九頭龍「西園寺の傷って首の致命傷だけで・・・しかも、ほとんど即死だったんだよな?」
ソニア「そんな血を踏んでいたという事は・・・」
日向「西園寺が致命傷を受けた時、澪田はまだ地面に立っていたって事だ」
A『つまりね、ひよこちゃんが殺された時点では唯吹はまだ生きてたんだよ』
その瞬間・・・
田中「邪眼の力をなめるな!」
眼蛇夢くんが反論した
田中「フハハッ、その程度か!お里が知れるぞ、日向創、AAよッ!」
日向「・・・な、何か反論があるって事か?」
田中「フン・・・いいのか?俺様が本気を出せば世界は滅亡するやもしれんぞ?」
日向&A「『・・・・・・』」
田中「怯えて声も出せんか・・・どうやら格の違いを思い知ったようだな・・・だが、断罪の核はここからだ!せいぜい楽しませてくれよッ!!」
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作者名:メロン | 作成日時:2024年1月6日 2時