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Aside
〈学級裁判場〉
まさか･･･
A『もしかしたら･･･その時は死体が出てきただけで、実際に殺されたのはもっと前だったのかも･･･』
罪木｢で、出てきただけ･･･？｣
狛枝｢流石だよA･･･もちろん、死体が勝手に出てきた訳じゃないよ。それも犯人の仕業なんだ･･･はい、これがその証拠だよ｣
凪斗は私達に厚紙の切れ端を見せた
田中｢む･･･その厚紙の切れ端は、ライブハウスの照明バトンに挟まっていた物か？｣
狛枝｢そうなんだけどさ･･･そもそも、この切れ端ってなんなんだろうね？｣
ライブハウスの照明バトンに引っ掛かってた、あの切れ端の正体･･･
それは･･･”壁紙”！
日向｢その切れ端って･･･倉庫にあった壁紙の一部なんじゃないか？ライブハウスの倉庫には、その切れ端と同じ色の”黒い壁紙”があったはずだ｣
A『あの壁紙も端の方が千切れてたよね？だとすると･･･』
狛枝｢そうなんだよ･･･照明に引っ掛かってた切れ端とその壁紙の千切れた部分を合わせてみるとね･･･ほら、見事に一致するんだ！｣
ソニア｢なるほど･･･照明バトンに引っ掛かっていた紙の切れ端は元はその壁紙の一部だったのですね｣
終里｢で、それがどうしたんだ？西園寺の死体が現れた事と関係あんのかよ？｣
狛枝｢そんなのボクなんかが答えるまでもなく･･･優秀なみんななら、きっとすぐにわかっちゃうはずだよ！｣
ひよこちゃんの死体が現れたのは･･･”隠されていたから”
隠す為に使われた道具は･･･”壁紙”
壁紙で死体を隠す方法は･･･”柱ごと覆った”
日向＆A｢『推理は繋がった！』｣
私達は推理を繋げる事ができた
日向｢わかった･･･俺達が見つけるまで、西園寺の死体はずっと隠されてたんだ｣
田中｢だが、隠していた死体を柱に磔にするだけでも、かなりの時間を要するはずだ｣
A『むしろ、最初から磔にされてて･･･その”柱ごと”壁紙で隠したんじゃないかな？』
田中｢なッ･･･柱ごとだとッ！？｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年1月6日 2時
