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Aside
〈学級裁判場〉
七海｢弾力のない固いゼリーのような噛みごたえ･･･以上の観点から見てもあれは接着剤だと断言できます｣
終里｢接着剤って食えるんだ･･･｣
ソニア｢普通は食べられないと思いますよ｣
日向｢その接着剤がこびり付いてたのは、左右の扉が触れる部分だけだった･･･｣
A『きっと”閉じた扉の隙間から流し込む”事で、ライブハウスの扉を外から塞いだんだろうね』
七海｢そのせいで、扉が接着する面に接着剤の塊が残った･･･うん、あの状況ともピッタリ合ってるね｣
罪木｢でも･･･接着剤でくっ付けただけだと、簡単にドアが破られちゃいますよぉ？｣
A『別にいいんだよ･･･犯人の目的は、扉が中から封じられたと誤認させる事だけなんだから』
九頭龍｢･･･な、なんだと！？｣
七海｢そもそも、あのドラムスティックって、あからさま過ぎて不自然じゃなかった？｣
A『うん･･･むしろ犯人の偽装工作･･･そう考えた方がしっくるほど不自然だったよね』
九頭龍｢あのドラムスティックは･･･犯人がわざとあそこに置いた”罠”って事か･･･？じゃあ、オレは･･･まんまと犯人の罠にはまっちまってたのかよ！｣
左右田｢ソニアさんとオレに謝れ！ただし、腹をかっさばくのはもう禁止だからな！｣
モノミ｢ケンカ両成敗でちゅよ。もうノーサイドでいいんじゃないでちゅか！｣
田中｢すると･･･犯人は日向とAが離れている10分程度の間に、殺人だけではなく密室まで作っていたと言うのか？｣
終里｢しかも、殺した上に磔までやったんだろ？｣
左右田｢早業にも程があんだろ！｣
罪木｢うゆぅ･･･ノロマな私には考えられないスピードですぅ･･･！｣
狛枝｢日向クンとAがライブハウスから離れてる間に、やるのが難しいなら･･･じゃあ、その前にやったのかもね｣
九頭龍｢けど、日向とAが最初にライブハウスに行った時、そこには澪田の死体しかなかったんだぞ？｣
狛枝｢で、その後にみんなと一緒に行ってみたら、西園寺さんの死体が増えてたんだよね？｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年1月6日 2時
