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Aside
〈学級裁判場〉
日向｢俺は犯人なんかじゃない！だって、俺にはあんな見立てなんて･･･｣
狛枝｢･･･できる訳がないよね。わかってるって｣
日向｢･･･は？｣
狛枝｢日向クンは事件前にあの映画を見ていなかった･･･それは彼が持っている招待券が証拠だよ｣
A『つまり、事件前に映画を見ていなかった日向くんにその映画に見立てた殺人を実行できる訳がない･･･』
狛枝｢そう、それとも･･･彼に映画の内容を話した人がいる？いる訳ないよね？｣
左右田｢ちょ、ちょっと待てよ！そもそもオメーが言い出しっぺじゃねーか！｣
日向｢狛枝･･･どういうつもりだ･･･！｣
狛枝｢･･･ウォーミングアップだよ｣
A『凪斗･･･これは遊びじゃないの』
狛枝｢ごめんねA、怒らないで｣
七海｢無駄な時間を使っちゃったね。ま、そんな事じゃないかと思ったけどさ｣
ソニア｢で、では･･･日向さんとAさんの証言は信用できるという事で、議論を始めましょうか｣
終里｢つー事は、澪田が自分で脚立を上ったのも、間違いねーんだな？｣
日向｢あぁ、確かだよ｣
終里｢なら決まりだ！ 澪田は自·殺だったんだ！｣
でも･･･あの映像を見た時･･･髪の長さが唯吹と違った･･･
田中｢澪田が自·殺なら･･･誰が西園寺を殺したのだ？｣
終里｢えーと、自·殺とは別の殺人が偶然にも同じ場所で･･･な訳ねーもんな｣
九頭龍｢犯人は日向とAがライブハウスから離れてる間に、西園寺を殺してるんだぞ･･･だったら、それが可能だったヤツをハッキリさせればいいだけじゃねーか！｣
田中｢では、日向 Aに問おう･･･貴様らがライブハウスから離れていた時間はどの程度だ？｣
日向｢多分･･･｣
A『10分も掛からなかったと思う･･･』
左右田｢10分で西園寺を殺して磔にしたってのか？いくらなんでも無理じゃね？｣
九頭龍｢だから、犯人はその時間稼ぎの為に、あのライブハウスを密室にしたんだろ｣
終里｢ん？ 密室ってなんだ？｣
九頭龍｢犯人はライブハウスの肩を内側から封鎖して、オレらがすぐに入って来られねーようにしてたんだよ｣
ソニア｢ですが、ライブハウスの出入り口って、あのドアだけでしたよね？｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年1月6日 2時
